ドイツの悪手、難民政策2
- カテゴリ:ニュース
- 2015/09/14 18:55:56
http://www.sankei.com/world/news/150914/wor1509140010-n1.html
産経新聞より引用
【ベルリン=宮下日出男】中東、北アフリカから欧州に流入する難民や移民の問題で、ドイツは13日、流入を制限するため、オーストリアとの国境で入国検査を一時的に導入した。ドイツはこれまでハンガリー経由の移民らを例外的に受け入れてきたが、激しい流入がとまらないことから、検査復活を決めた。
デメジエール内相が同日夕発表した。目的について「(移民らの)流入を制限し、秩序だった入国手続きを回復する」と説明。ドイツ鉄道は同日、オーストリアからの列車も国境で一時的に停止させた。
ドイツは4日、移民らの急増によるハンガリーの混乱を受け、オーストリア経由で移民らの受け入れを決めた。
しかし、玄関となる独南部ミュンヘンに到達した移民らは、8月末から今月9日で6万3千人。12日から13日夕に1万6500人が新たに到着した。ミュンヘン当局は収容能力が限界に達したと訴えていた。
引用終了
先日わずか10日ほど前、ドイツの難民対応を批判するエントリをしました。
内容はこのままではドイツの難民政策が破綻するか、ドイツ国家が破綻するか、というものです。
自分は10年先を描いたつもりでしたが、この記事では移民の制限復活しました、と
「わずか10日」でドイツ国の国家政策が変更になった事が書かれています。
国家の政策が10日で変更することはどういうことなのか、
小学生が目標を決めて実施する事にしても10日は続きそうですが、
どのような官僚機構があって難民を受け入れたのか、疑問は尽きません。
ところで、難民の人々について考えてみましょう。
早期にドイツに行くことができる難民は、情報が多く、ドイツや欧州に知人親類がいて、
身軽に動け、リスクを取りにいける人々です。
遅れてドイツに行く人は、早期の人々に比べ、情報が少なく、コネも少なく、子どもや年寄りなどを抱え身軽に動けず、リスクをとりにいけない人々と想定できます。
ドイツ政府は身軽に行ける人を条件なしに受け入れ、動けない人の受け入れを制限しています。
ドイツは「他国も難民を受け入れるべきだ」としていますが、それぞれの国にはそれぞれの状況があります。ドイツが難民に寛容であると10日前に判断した人々は全ての財産を投げ出してドイツに向い、そして拒絶されます。もしも10日前の判断が受け入れを制限するものであるなら、難民は全財産を投げ出してドイツに行くことはしなかったかもしれません。
そうであるなら、ドイツ政府は難民全員に補償をしてから、制限をかけることを宣言しなければなりません。ドイツ政府の政策変更がわずか10日で行われるなど、予想できる個人はいないし、まして難民であれば藁をも掴む状況です。ドイツ政府の朝令暮改につきあわされた難民に罪はないと考えます。
一方、ドイツ社会にとっては、難民受け入れに対し慎重になることは、ドイツ社会を維持する上で欠くことができません。
大国に翻弄される気の毒な中東情勢ではありますが、日本で同様の事例が発生し
国内が白か黒で別れた時に、海外に逃げた例は(今回のような規模では)ありません。
シリアの歴史はシリア人が作るのであって、ドイツ人が作るものではありません。
アメリカ人でもイスラエル人でもありません。
女性やお年寄り、子供は安全な国に逃げる事はあるとしても、シリア人男子は明日の国家の為に戦うものではないでしょうか。
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- タキ
- 2015/09/14 19:20
- 海外の一部から日本は金だけ出して殆ど難民を受け入れしないとか言い出してるそうな。
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