チャッピー
- カテゴリ:映画
- 2015/07/12 22:22:00
今年16作目の映画館観賞。
2004年のショートフィルム「Tetra Vaal 」を基にしたSFファンタジー映画。
2016年、南アフリカ政府は、ギャングが蔓延り凶悪犯罪が多発するヨハネスブルグの治安維持に
兵器メーカーTetravaal社のロボット警官「スカウト」を投入し、大きな成果を上げていました。
一方、スカウト開発者であるディオン・デオンウィルソンは、感情を持ち自分で考え成長していく
人間のような知性を持った人工知能を生み出すことに夢中になっていました。
ところが、上司から試作許可を得られなかったディオンは、破棄予定のスカウトを無断で持ち出し、
自分の作ったAIソフトウェアをインストールしようと・・・
『アップルシード』をオマージュしたブリアレオスのようなデザインのスカウトが動く映像も楽しいし、
チャッピ―と名付けられた無垢な人工知能の成長ぶりは、とても可愛らしく面白かったです。
けれど、同ニール・ブロムカンプ監督の過去作と同様に、かなりブラックな社会風刺テイストをもった
寓話めいた哲学的な物語なのですが、他の映画よりも見ていて気分が悪かったです。
チャッピ―のかわいらしさよりも、不快さが上回ってしまいました。
人ではなくても、子供の虐待は見たくないです。
★★★【Chappie】2015アメリカ
鑑賞料金1100円(今年映画館に払った累計16600円/16作)
不気味の谷には遠い「スカウト」の対抗馬だった重量級の遠隔制御ロボット「ムース」が、
現実路線に見えたのに、うわ、その図体で飛んじゃう!だったのも楽しかったです^^
動きが滑らか過ぎるのも、ちょと嫌みかなあ^^。
機械的な外観なら「不気味の谷」を超えないほうが好みですw