文化としての戦争
- カテゴリ:日記
- 2015/07/12 08:13:12
うー、朝から気温が上がって暑い。4時に目が覚めてしまった。
こんなときはロクでもないことしか考えない。
新聞の政治経済面を眺めてると、よけいにそうなる。
人類絶滅後、後継者が人類を評論するという形式のSFが数々あります。
この手の話は人類と人間嫌いの私の性に合っている。
人類が後世に誇るべき文化は、もしかしたら『戦争』だけ、という仮定をしてみよう。
ゴッホやモーツァルトが素晴らしく、二度の大戦や地域紛争が嫌悪されるのはなぜか?
うーむ、単純に『種の個体数が減り生産性が低下するから』というだけだろう。
人類の次代を担う知的生命には、そういう風に見えると思うなー。
戦争による経済活性化というのは大切だ。消費文明バンザイ。
朝鮮、インドシナ、ベトナムにアラブ……私だってこの戦争の『恩恵』を受けた世代。
眼に見えぬ悲惨は存在しないのとオナジである。彼方の死は実在しないのだ。
生産性を下げない疑似戦争は各分野で花盛りである。というか、それしかない。
ゴッホの真贋で論争し、モーツァルトを擁護しジョンケージをケナす。
反対陣営を抹殺すればもっと儲かる。法の規制で実行できないだけです。
命が地球より重いというのでしたら、細菌だって害虫だってオナジだよ、と思う。
だから命というのは経済でやりとりできる単なる消耗品なのです。ゼッタイ。
違うというのなら、生物すべてに光合成できる遺伝子を組み込んでみやがれ。どだ。
強力な武器を使わない理由はですねー、戦争を楽しく継続するためですね。
長い間続けば、それだけたくさんの命と資材が消費されてイイわけですよ。
これは一種の美学ですな。効率重視のクラウゼウィッツはその点で間違ってます。
人権思想の発展も、戦争文化の興隆にスンバラシイ貢献をなしている。
権利を拡大して『侵害』という名の衝突が発生しやすいようにする。見事だ。
あらゆる権利を擁護するため、あらゆる場面で闘争の種が蒔かれ戦争が芽吹く。
相補原理とかいう用語がある。人にされたくないことを他人にやるな、ってヤツ。
でも、されないことが保証されてればやったヤツの勝ちになる。ヤラレル前にヤレ。
こういう思想を正当化するために思想やら政治やら学問やらが発達いたしますです。
うーむスバラシイ。300万年前から種として磨き上げ熟成させた文化なんですな。
これに抗うのは愚の骨頂です。最良の文化を否定したら種から拒絶されますよ。
この思想に共感し、寄与しようとなさる心正しき方々のみが『人類』なのですよ。
……ニヒリズムとか厭世とか言うかもしれませんが、そんな立派なもんじゃない。
諦め絶望し、刹那的な享楽主義と無関心で生きる屑野郎のタワゴトです。
私みたいなヤツが人類をダメにしてきた、堕落を加速させた真犯人ですよ。
知性の向上のみが人類を次のステージに発展させる希望だと思ってましたが、
どうも『知性』とは闘争本能を昇華させる論理的情報処理システムなのですな。
知性の発達はより多くの『戦争』を生み出すだけと最近気づいたぞ。
感性というものも信じてない。獣性を知性で強化し方向づけしただけだろう。
愛情ってのは個体数増加と集団帰属への動機づけとして作用する情動。
感動というのは未知への恐怖を情報処理的に克服した結果に過ぎぬのだろう。
小鳥を愛する私、この惑星で次に栄えるのはセキセイインコであってほしい。
物を考えるな。歌え。遊べ。食って寝ろ。見たもの全てに素直に反応しろ。
ケンカもしろ。でもね、戦争というスンバラシイ文化だけは受け継がないでね。
ある大学生が言っていたのですが、今の戦争は無人機(戦闘機)が現地へ行って攻撃して来るんだから大丈夫だよ!1ヶ月~3ヶ月もすれば戦争も終わるし・・・。
何とも間の抜けた話である・・・その戦争を始めるのは誰?無人機を操作するのは?そう、根本的に抜けているのは、全て「人間」が始める事というのが抜けている・・・情けない。
この大学生は現在の老人さんを老害と連呼していたのですが、自分はいつも思うのです・・・団魂世代が経済成長をさせ、今の豊かな日本になり、学業等が受けられる環境まで積み上げた人達に、何故老害と呼べるのだろうかと?
現在の大学生~40歳くらいまでなら、祖父・祖母がいるはずで、その祖父・祖母を老害と言っている事に気づいて言っているのだろうか?と。
あと国は年金を「定められた年数を収めた」お年寄りさんの年金の減額をするのは裏切り行為!
年金が底をつくとか言っているが、経済成長期・バブル期に国民から納められた年金を何かしらに使い、国民が受け取るはずの年金が底をついただけ。
ならば、国が減額をせず責任をもって「定められた年数を収めた」お年寄りさんにきちんと支払うべきものである・・・と自分は常々思っています。
安部政権に対しては、先の選挙にて自民党が勝てば国民の負担が爆発的に増えるのは明白だった。
ただ安部さんがここまで暴走するとは思わなかったけど・・・。