イミテーション・ゲーム エニグマと天才数
- カテゴリ:映画
- 2015/07/05 21:46:29
今年13作目の映画館観賞。
アラン・チューリングの伝記を基にした彼の生涯を描いたヒストリカル・スリラー映画。
1951年、イギリス。
自宅に賊が侵入したことがきっかけとなり逮捕された数学者アラン・チューリングは、
彼の行動と秘された経歴に不信感を募らせ、取調室で執拗に質問を続ける刑事に、
驚くべき過去を語り始めました・・・
コンピューターの概念を初めて理論化したチューリングと始祖コンピューター誕生の物語です。
アラン・チューリングという人物と、第2次世界大戦中のドイツ軍のエグニマ暗号解読に関わる
国家間の駆け引きや歴史の中の個人がバランスよく描かれた、とても観応えのある映画でした。
歴史脚色や、チューリングのアスペルガー症候群の症状に誇張的な演出もあるのでしょうが、
主演のベネディクト・カンバーバッチの切ない演技が素晴らしかったです。
”イミテーション・ゲーム”とは、壁の向こうの対象者が機械か人間であるかを判定することで、
その機械(コンピューター)に知能があるかを判断するチューリングが考案したテスト方法で、
”チューリング・テスト”と呼ばれます。
★★★★☆【The Imitation Game】2014アメリカ 鑑賞料金1100円
(今年映画館に払った累計13300円/13作)