タメになる法律相談所「電話で、GO!」
- カテゴリ:仕事
- 2015/06/14 17:50:39
居留守犯のこのMの愛人は、
事前に事態をMに連絡していたようで、
帰宅時間を過ぎても、肝心のMは帰ってきません。
逃げ回っているようです。
さて、鬼退治には心強い味方が付いているもの。
感情が顔に出やすいお巡りさんたちは、
一転して、M愛人とわたしたちの通訳をしてくれるようになりました。
本来、民事不介入のお巡りさんたちですが、
此処までこじれるのには、
交通課事故係の不始末が関係していた経緯があるので、
ここで、放り出すのもあとあと問題の種になりかねないと判断したのでしょうか。
しかし、なんで、通訳がいるのかしら?
M愛人は、わたしたちと直接話すのは嫌だというのですよ、
ふざけているでしょ。
わたしたちだって、奥さんならいざ知らず、
愛人の分際なら無関係なんだから、話をややこしくするなっていうの!
Mを逃がさないで欲しいわ。
警察の「日本語⇔日本語」の通訳を交えながら、
誠意を持って当事者同士の話し合いに応じるように説得してもらいました。
すると、突然、お巡りさんたちの無線機がうるさく鳴りはじめました、
別件で何か事件があったようです。
ねえ、こんなことに所轄のパトカー2台と人員を使われちゃあ堪らんわねえ。
町内の防犯無線まで鳴りだすではありませんか。
「近所に、連続放火魔がでましたー、ご注意くださーい」
あ、こりゃほんとにたいへんだわ。
「ここはもういいから、もっと大変な事件現場へ急行してください!」
と,言ったのですが・・・
班長はやっぱり鬼退治現場に残ると言います。
ここは、連続放火魔レベルの強行犯か?
まあ、わたしのデカくて通る声でも、
お巡りさんが一緒だものね、
ご近所だって、「うるさい!」とは言いにくいでしょう。
お巡りさんが、残ってくれることは助かります。
そこへ、あのドンピシャ野次馬おばさんが、入ってくるではありませんか。
お茶の差し入れだそうです。
?ペットボトルに入ったお茶を、一人一人に配ってくださっています。
・・・まあ、なんとありがたい。
そして、婦警さんには
「おトイレ、行きたくなったら、うちの・使いなさいね!」とか、
わたしと鈴ちゃんには、
「車は,どこに停めてきたの?うちの・使いなさいね!」と、
まあ、まるで災害対策本部長のような采配の振るいかた。
そして,お巡りさんに、このMがどんなに悪いヤツか、
前に住んでいたヤツ(無関係)も、どんなにワルだったかと、
いやあ、恐るべし、近所のおばちゃん、
ぜったい敵には回したくないタイプですね。
時間ばかりが過ぎ、Mの愛人の「わたしは無関係」だけど、
Mには絶対,会わせない!攻防戦に疲れを見せだしたお巡りさんは、
とうとう別の作戦を考えだしました。
「すずきさん、電話して!」
(誰にぃ?)
「Mに!」
(アイツ、わたしの電話には絶対でないよ)
「M愛人に、電話に出るように言わせたから!」
(でかした!)
ここで、やっとM本人と、
Mの家の前から、電話で話すチャンスが出来たのでした。
(それでも、電話?なにか、おかしくない?)
まだまだ、つづくぞ!
続きが楽しみだ☆