八重桜と梶井基次郎
- カテゴリ:日記
- 2015/04/24 23:30:50
ただいま、八重桜が満開です。
ソメイヨシノは、淡いピンクの晴れやかな美しさですが、八重桜は、薄紅色に近い重厚な花々が咲き誇り、それはそれは、妖艶な魅力がありますねぇ。
八重桜は、ソメイヨシノと違って、葉っぱも同時に芽吹いて来るんですが、花が、満開になる頃には、その葉っぱが、赤茶けた色になってくるんですよ。
恐らくこれは、気のせいなのでしょうが、心なしか幹に至るまで、なんとなく赤くなっていると感じるのです。
まるで、樹が全身全霊で赤くならなければいけないのだと、頑なにその思いを貫いているようです。
八重の美しくも、厚ぼったい花弁が、鈴なりに薄紅色に染まっているのを見ていると、余計にその思いを強くします。
大木の下で見上げますと、その花が、何百もの薄紅色の花が、一斉に、こちらを見つめているような気になります。
まあ、なんのことはない、単に八重の花が重くて、みんな地面の方を向いているだけなのですが・・・
この満開の八重桜を眺めていますと、生命力に満ち溢れ、妖艶で、吸い込まれるように美しい出で立ちは、もしかしたら、この世のものではないんじゃないかというような畏怖の念すら湧いてくるのですよ。
多分、梶井基次郎は、この八重桜を見て、きっと死体が埋まっているのだと思ったに違いないなぁと。。。
ぽかぽかした陽気の中、八重桜の大樹を下から眺めて、ふと、しゅたさんは、そう感じたのでした。
今年は、八重桜の花を漬けたロゼワインをお花見で飲みましたよノノ
1年寝かせていたので、マイルドな味で芳醇な香りがしておりました。
美味しかったなぁ~
ググって判明、小説家なんですね!
私は八重桜といえば、桜の塩漬けを思い出します。
どこまで食いしん坊なんでしょうか^^;
風流とは無縁です><