メタボ戦隊アホレンジャー
- カテゴリ:映画
- 2015/04/24 19:21:30
邦 題:メタボ戦隊アホレンジャー
原 題:THE JUNIOR DEFENDER
ジャンル:負け組みドキュメンタリー
映像時間:82分
制作国 :アメリカ合衆国
制作年 :2007年
制作費 :17万2000ドル
言 語:英語
字 幕:日本語
吹 替:日本語
発売元 :トランスフォーマー
http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_153.html
ヤツフサ度
脚 本: ★ ★ ☆
俳 優: ★ ☆ ☆
演 出: ★ ☆ ☆
音 楽: ★ ☆ ☆
覇 気: ★ ★ ☆
結 末: ★ ★ ☆
お馬鹿: ★ ★ ★
お色気: ☆ ☆ ☆
オタク: ★ ★ ★
真っ赤な大恥♪
隠して暮らし~
願いは一つ!
再放送 Σ(゚Д゚)
※イメージはゴレンジャーの歌
皆さんこんばんは、B級映画鑑賞ブログへようこそ。
ここは中古ビデオ屋の隅で埃をかぶっている様な無名の映画をヤツフサが観て、しめしめ
これは誰も見て居ないレアな作品に違いない。 と、売りに出しても10円位の価値しか
ない物を500円で買って、無駄遣いじゃないもん! と言い張るブログです。
今回ご紹介の作品は、なんと戦隊物です。
戦隊物と言えば日本ではスーパー戦隊シリーズの第一作でもあり、その後の戦隊物の
タイトルに影響を与えた 「秘密戦隊ゴレンジャー」 が有名ですが、ご多分に漏れず
レンジャーの名前を頂いた安直なネーミングな作品となっています。
邦題は「メタボ戦隊アホレンジャー」ですが、原題は「ジュニア・ディフェンダー」と
言う名前で、メタボとは程遠い少年防衛隊が、綾小路きみまろの呪いに掛ったかの様に
あれから24年・・・ 少年達はメタボのおっさん・・・ より酷い事になっていた。
と言う、見るも無残な事になっていたと言うドキュメンタリー風のオリジナルビデオ
です。 劇場映画ではないのでランクで言うとB級以下となります。
スタートレックが終わって、アメリカは海外でも放送される人気番組が求められて
いた時代、宇宙空母ギャラクティカやワンダーウーマン等の数多くのSF作品がられ
ましたが、スタートレックほど視聴率が稼げないで苦しんでいました。
そんな1978年、待ちに待った待望の人気番組が登場!
4人の子供たちが悪の組織と戦う物語「ジュニア・ディフェンダー」の登場です。
リーダーは “フューチャーボーイ” 人より一歩先にいて悪を討つ、紫の服の少年。
役者の名前は トミー・キーン と言う設定。
クールな役は “ブレインチャイルド” 喧嘩っ早いフューチャーボーイのお目付け役。
役者は ジミー・フレッチャー で緑の服の少年。
紅一点は “サイキックガール” リーダーよりも勇気があり統率力もあるカリスマ的
存在で、理想的なアメリカの女の子。 役者は ジル・フィールズ で赤い服の女の子。
“レーダーキッド” はブレイン的存在の少年で、役者は ミッチ・ストーン。
青い服の少年だ。
彼らは当時11歳にして人気子役の座をつかみ、アメリカ中の憧れとなったのだ。
番組のグッズは瞬く間に馬鹿売れし、ハロウィンには子供たちが仮装しまくっていたが、
裏番組で“THAT’S INSANITY” 邦題「ビックリクリクリ!」が始まる
と、自殺の生中継とかに押されて、ジュニアディフェンダーの視聴率が見るも無残に
落ちてしまった。
こうして番組は、1978~1981年までの4シーズン182話で打ち切りとなった。
最終回は投げやりそのもので、悪のボスのおもちゃの光線銃に撃たれて消えてしまい、
「この続きはありません」のナレーション。
そりゃもうオタクは激怒! 番組再開のデモなどが行われるがあっけなくデモは終わる。
監督が交通事故で死んでしまったのだ。
その後彼らは子役のイメージが強すぎて、次の仕事がなかなかとれずにいた。
フューチャーボーイのトミー・キーンはその後子供番組「トミーと遊ぼう」が大ごけして
ホストになり、アダルトビデオ業界に・・・
サイキックガールのジル・フィールズは女優を引退、コロラドで自己啓発の団体を設立。
カルト教団の教祖になり、子役時代のカリスマ性で信者から金を巻き上げていた。
レーダーキッドのミッチ・ストーンは、20代後半でアダルトグッズの3度の万引きで
逮捕。 懲役5年の実刑判決をくらって服役中。
ブレインチャイルドのジミー・フレッチャーはハリウッドにしがみ付き、エキストラで
たまに出演しながら、ハリウッドの有名人が開くパーティーに食い込んでいたものの、
28歳でコカイン中毒が原因で厚生施設にぶち込まれ、施設を出た後は過去を隠して
家族も友達も捨て、ニューイングランドで浮浪者となっていた。
そこに二人の男が現れる。
名前は ノーマン・ニールズ と ダリル・ダンスメア。
二人は普通の・・・ いや、普通以下の最悪な人間で、底辺の生物 「オタク」だった
のだ。 しかも余りにジュニアディフェンダーに熱中する余り、まともな生活を送る
事が出来なくなり、精神科に通院した過去を持っている。
彼らはその後、まともな就職も出来ず親の脛をかじったりしていたが、身寄りが無く
なってからはジャンキーになっていた。
そしてあるとき思いついたのだ。
そうだ! ジュニアディフェンダーだ! テレビ局が作ってくれないなら、自分たちで
作ればいいんだ!
こうして薬中二人は、負け組み元子役たちを誘拐して、新たにジュニアディ
フェンダーを作るべく、拳銃片手にハリウッドに乗り込んで来たのだった。
・・・
・・
・
この話を予告で書いてしまったために、中には他のブログをみて『意外と泣けるかも?』
と勘違いした人も居るかもしれません。
しかし・・・
基本アホばっかりなので、全然泣けません! ヽ(`Д´)ノ
詳しく知っている人なら、これはかなり悲しい話でしょうけど、日本では・・・。
と言うのも、この役者さん達、アメリカの戦隊物「パワーレンジャー」の元役者さん
だからです。
パワーレンジャーって知らない人も居るかもしれませんので説明しますと、アメリカの
特撮戦隊物シリーズの名称で、実際の撮影は日本の戦隊シリーズの焼き直しで作られた
低予算番組です。
具体的に言うと、日本の東映の特撮カクレンジャーやギンガマンのつぎはぎで、日本人
の役者が出るシーンだけ撮りなおししてテレビで放送したと言うものです。
アニメなら吹き替えだけで済みますが、日本人しか出て居ない特撮をアメリカで放送
する為の苦肉の策とも言える番組でもあります。
そのアメリカのチビッコに人気の役者さんが、落ちぶれたジュニアディフェンダーの
役をやっているわけですから、日本で言うと仮面ライダーの藤岡弘が、OVで浮浪者の
役をやっている様な悲しさがあるといえばあります。
でも日本人はパワーレンジャー見た事ないからわからないってばよ・・・
しかも最後はハッピーエンドに見えるけど、版権は全部カルト教団の教祖をしている
レッドの口車に乗せられて、お布施として貴信する契約をして終わる。
なんだろう。 悲しいと言う事も無いけど、爆笑することでも無い。
隙間風が吹いたような、
ふっ (´ω`)
と言う感じの寂しい笑いが出る作品でした。
間違って読んでしまった方は面白くなくても“いいね♪”を押して下さると、ヤツフサの
心の凹みが少なくてすみますので、宜しくお願いいたします。
多分ハッピーエンドです (´ω`) たぶん
イミテーションゲームをググリました。 (´ω`)
エニグマの話だったのね~
ちなみに現代では、ジャバスクリプトでエニグマが
再現できるのです (・ω・)<すごいね
http://enigmaco.de/enigma/enigma.html
コピーは簡単なのに理解は難しい。
暗号の奥深さを感じます。 (´ω`)
イミテーションゲームが激しく好みだったにゃですが
もう映画放映期間終わっちゃったので
レンタル屋さんにでたら
おすすめです@w@n
きゅるっきゅー
でも後味真っ黒いです。
一応「誘拐」「監禁」「不法侵入」など様々な罪に問われますが、
テレビの影響で無罪になり、お金には大してならなくても
続編が作られで仕事が出来ると言うだけでもハッピーエンド
なのかもしれません。 (^_^;)
B級なのでチープではありますよw
負け組みドキュメンタリー!
タイトルをお聞きした段階では、メタボぎみな中年を集めてざっくり作ったドタバタコメディー?
最後は「やっぱり人生っていいな」的に泣けたりする?・・・と思っておりましたが、
ふっ (´ω`) ・・・なんですね^_^;
戦隊物の元俳優さんが出演されるなど、実は凝っている!?のも意外でした。
ハッピーエンドでもないんですね。
なんだろう、夜中に何か飲みながら見て、まったりとした時間を過ごせる作品、なのでしょうか。
ストーリーはかなりドタバタなようですが。
。・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ヨチヨチ
低予算なので感動も切なさも薄いですが、
こうして文字起こしするととんでもなく切ないですね (^_^;)
ジャンルは調子こいて変なこと掻きました (´ω`)<本当はコメディーです
またこれが、ちゃんとした作品じゃなくてオリジナルビデオのみの発売
と言う所がさらに悲しいですね (^_^;)
なんだろう、テレビ放映してないけど、「プリンセス天功 vs. ガチャピン」と
言うDVDを見つけた様な、見てみたいようなそうでないような微妙なラインです。
エンディングは全部書いてないので、もっとなんともいいようがない終わりですよ。
3000文字ではこれが限界なのです (^_^;)
切なさ倍増
。・゚・(ノ∀`)・゚・。
しかしながら、本物の元役者さん達が出演という
確かに日本人にはわからないけれど体を張った自虐ネタという意味で
非常にアメリカらしくて良いと思います!
でもエンディングだけは納得いかぬ(´・ω・`)