首相がアメリカ議会で演説するそうです。
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- 2015/04/11 19:57:32
戦後70年という節目に初めて実現する安倍首相の両院合同会議の演説があるそうです。
演説の内容については既に稿がまとまっていると思います。
政治に関心のある人々は演説の内容について予想しています。
自分も便乗して演説の内容を考えてみます。
1)アメリカが影に日向にもたらした恩恵への感謝
→日本人として忘れてはいけない内容です。
1975年先帝陛下がアメリカを訪問された時のお言葉は敗戦後すぐに
復興への手助けをしてくれたアメリカへの感謝でした。
最近では大震災でのアメリカ軍の献身的な貢献を思い起こします。
2)同盟国としてできること
集団的自衛権は日本国内で政治的な意味合いをもっていますが、
集団的自衛権を一言で言えば「ウィルアムテルの逸話」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AB
アメリカ(ウィリアム・テル)、日本(彼の息子)どちらもがウィリアム・テルの腕前に
信頼を置いてなければ、日米安保条約を礎とする日本の国歌防衛戦略は瓦解します。
国歌防衛戦略が無くなれば、日本は日本を防衛する新たな仕組みを日本独自で
構築する必要があります。
日本とアメリカの仮想的な敵は日米の関係が悪化することを狙います。
つまり、アメリカと日本が結びつきを強めれば、対抗できる国は現況のところありません。
日本は日本側としてアメリカの人々に信頼できる相手であることを示す良い機会を
得たと考えます。
3)日本の紹介
日本の第二次世界大戦後の世界平和への貢献、自由と民主主義への愛好、
国際協調への協力について事実を紹介します。
4)日本とアメリカ、そして世界の未来への貢献
70年を記念して未来への貢献を約束し、日本やアメリカが志向する
「開かれた社会」(カール・ポパー「開かれた社会とその敵」より)を
アメリカと共に維持発展させてゆく決意を示すと良いでしょう。
上記は、演説の内容として恐らく盛り込まれると思います。
演説の内容もさることながら、70周年の節目にこの機会が得られるように
努力した日本外交関係者に感謝いたします。