Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


コンサート


たった一人で行くコンサート
いつもは二人一緒で
乗り損ねた電車のホームで
二人で笑っちゃって
そのままホテルにお泊り


いつも笑わせてくれた
いつも明るかった
でも それに疲れたのか
言葉が少なくなっていって
笑顔も遠くなっていった


何が悪かったんだろう
何がいけなかったんだろう
自問してみるけど
今は何もわからなくて
でも 頼り過ぎていたのかもしれない


本心が知りたかった
二人の愛は何だったのか
片方だけじゃ立っていられない
そんな不自然だったのか
今はまだそう思いたくない


舞台の幕が上がって
やがてそれは下がって来て
静寂だけが座席に響く
そんなうつろな空間に投げ込まれたように
彷徨っていた二人


もう行けないと思っていた
一人きりのコンサート
二人の思い出が濃すぎて
目に映るものも幻のようで
耳に入る音も消えて行く


でも
たった一人のコンサート
思い出はもう遠くなっていくけど
この雰囲気だけは消せない
二人寄り添って座った座席が
まだ二人を呼んでいるようで




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.