Nicotto Town


日常的になブログが書いてます。


賑わいの街・恐怖の風 第2話

一方その頃

魔法税務管理省
第1管理課
「課長。どうなっているですか?」
「何がだい?」
「何って2年に一度の税金決議ですよ。」
「そうだね。」

第1管理課で話しているのは、セリード・コリード。管理課の課長である。
同じくセリードに話しかけているのは、モリス・ルイス。セリードの部下である。
そんな二人が2年に一度の税金増税の決議で話し合っていた。
「『そうだね』ってそんな顔で悠長にしないで下さい。今、大変になっているのですよ?」
「そ・そうだったねじゃあ、まじめに考えてみよう。2年に一度の税金の決議だったね。
 確かに、6%という数字はおかしいな。うーん何故、こんな事態になったのか分からないね」

「確かにそうね。変な噂がたっているんじゃないかしら?」

資料を片付けて、第1管理課に帰って来たのは、エルリ・ルイス。モリスの姉である。
「あ、姉さん。資料を片付けてきたんだ。」
「当然よ。今日の分はおしまいよ。話は戻すけど魔法税務管理省で変な噂がたっているわよ?
 何でも私らの職場で6%の税金増税があるとうい噂がたっているらしいわよ?」

「え?それってマジな噂なの?」

「そんなわけないでしょう?絶対にデマよ。デマ。はったりに決まっているわよ。
 誰かが変な噂を流して国民を困らせようとしているどっかのバカよ!」

「エルリ君は、はっきりというね」
「姉さんは、こういう人です。そういう事にして置いて下さい。」
「そうだな。でもこういう事は、会議で話し合わないと間に合わないよ」
「ですよね。」
6%とういう変な噂が流れ、第1管理課は、不安を隠せないままだった。
しかし、それをエルリは、そんな噂が立つわけないと信じ続けていた。
 




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