Nicotto Town



小説もどき1


「幸樹ー。幸樹って好きな人っているの?」
帰り道、美優にそう聞かれた。
「なんでお前にそんなこといわなきゃいけないん?」
俺は美優のことが好きなのに・・・
言えない、美優は修先輩が好きなんだ。俺の気持ちは隠し通さなきゃ。
「だって、幼馴染の好きな人って気になるじゃん!」
「知るか・・・!」
「もう・・・、ヒドイよ幸ちゃん!」
なんでこんなに鈍感なこいつを好きなんだろ。
バカみたいだ、俺はこんなに好きなのに。
「ってか幸ちゃん言うな!!」
笑いながら美優は自分の家へ入っていった。

「俺の好きな人は美優だよ・・・。」
俺の言葉は、夕暮れに消えていった。



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「幸樹ー。幸樹って好きな人っているの?」
帰り道、幸樹にそう聞いてみた。
「なんでお前にそんなこといわなきゃいけないん?」
幸樹はこっちを見てくれない。
意味わかんない。なんで見てくれないの?
あたしは、幸樹が好きなのに・・・
「だって、幼馴染の好きな人って気になるじゃん!」
「知るか・・・!」
「もう・・・、ヒドイよ幸ちゃん!」
なんでこんなに好きな人を教えてくれないんだろ。
バカみたい、幸樹は恋愛沙汰に興味ないことなんて知ってたのに。
「ってか幸ちゃん言うな!!」
馬鹿なあたしを笑いながらあたしは自分の家へ入っていった。

「あたしの好きな人は・・・・・・。」
あたしの言葉は、ドアの閉まる音に消えていった。

#日記広場:自作小説

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2015/04/03 12:58
え!ヤバイ!!面白いです!!
続きはありますか?これで完結でしょうか?
良ければ続き書いてほしいです



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