Nicotto Town



春分のころ

「春分」
ご存じの通りこの日は、昼と夜の長さが同じになる日ですね。
「冬至から畳の目一目ずつ日が延びる」という言葉がありますが、この日以降昼の方が長くなり、実感として日長を強く感じるようになります。
「暮れなずむ」のは春の空。この頃の夕暮れが、暮れそうでなかなか暮れない様子を表す言葉です。

「桜始めて開く」
田植えの準備を始めるこの頃に咲き出す桜には、山から降りてくる田の神が桜の木に
宿り、一年の豊作を約束するという伝説があります。桜は古くから人々に愛され続けてきました。
気温の上昇率が一年で一番大きいこの時期は、桜だけでなく春の草花が一層咲き乱れ、まさに春爛漫となります。色とりどりの花が咲き誇る景色を「春の錦」、花の香りが匂い立つ様子は「芳春」、晴れよりも花見の好日とされた薄曇りの日は「花曇り」と言います。また、あらゆる命が輝く春ゆえに、なぜか感じる物悲しさを「春愁」と表します。花の香りが漂い、月に朧(おぼろ)がかかる春の夜について、「春宵一刻直千金(春の夜のひと時は千金に値する)」という中国の歌もあるほどです。

うららかな陽気が大地を緩めるため、ときには北からやってくる寒気との強い対流によって雷雲がつくられます。春に鳴り響く雷は「春雷」、咲き乱れた草花の上を通り過ぎる雨を「花散らし」と言います。

実にたくさんの言葉から春が表現されてきました。先人の萌えいずる春を謳歌する気持ちは尽きなかったようですね。

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2015/03/31 11:34
いいねを押してくれてありがとう

伝言板にいつもありがとう

またお越しください。

あい
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2015/03/25 21:27
春の事をたくさん教えてくれてありがとう

それをわかりやすく伝えてくれてありがとう。

あなたの感性が好きです。

いつも伝言板の言葉は楽しみにしています。

体調に気をつけてください。あなたの気分のいい時にお越しいただけると嬉しく思います。

ありがとう




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