Nicotto Town



イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密

★4

1939年、第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑む。

この映画の一面を簡単に言うと <戦争と時代に押しつぶされた天才の不幸な人生>

コミニュケーション障害(+同性愛者)なチューリングは暗号解読のその他メンバーに嫌われ、ジョーンという女性でありながら数学の天才で人格的にも優れたメンバーを得ることにより、ようやく他のメンバーと信頼関係を築き、暗号解読に成功します。
しかし映画はここでは終わらない。
エニグマを解読したことをドイツに隠すためイギリスは自国の軍隊や人民を「助ける」「助けない」の取捨選択を始めます。そして戦争終結でチューリングのすべての功績も極秘。
戦争とは国家全体を救うために個人を駒にするものだということもよくわかります。

面白いのですが 主人公が不幸でネクラなのが後味悪くて減点。(史実だけど)
個人的には確実に裏で活躍しているMI6長官のミンギスにわくわくしました。

感心した点はエニグマ解読のヒントを見つけ、これまで延々と計算していた計算機がすぐに回答をはじき出すという経緯。一見平凡なターニングポイントだけどコンピュータとはそういうものだと思います。

タイムリーなことに前日テレビでたまたま見た将棋電王戦の斉藤名人の話す勝算に通じるものでした。
名人によれば「コンピューターは経験を積んだ人間なら絶対に選ばない手を打つことがある」ということ。
私の理解によると 目的地までA~Eのルートがあり人間ならAは通行止めだとわかっているので絶対に選ばないのに コンピューターはAを含めすべてのルートを通ることを検討してしまう。コンピューターがルートAを通るように誘導すれば人間の勝ち だということ。。

暗号解読は反対に人間が「正解へのルート」を示したわけです。

アバター
2015/04/01 21:42
そう言えば、最近、将棋の高段者同士の対局で一方が2歩を打って負けると言う動画を見ました。

むしろ勝った方が困惑の表情を浮かべていたような^^
アバター
2015/03/23 23:02
エニグマ解読については、本でしか読んだことはないのですが、
使っていたのがドイツ人だったというのが、解読の鍵だったらしいです。

最初に3文字のアルファベットを繰り返し2回送るという規則を作っていたため、
それが手がかりになったそうです。

几帳面が仇になったようで。

ちなみに、この間の将棋電王戦かなにかで、棋士のほうが、普通の棋士なら絶対に指さないであろう、角が成れるところをわざと成らないで王手と指したそうです。コンピューターは、そんな手は指して来ない筈と、読みを飛ばすようにしてあったそうで(時間の節約のため)、そのため、王手を無視して別の手を指したために反則負けとなったとか。

斉藤名人の話を逆手に取ったような対局だったそうです。
アバター
2015/03/23 18:21
『シナモン』のネタにしようと関係書籍を5、6冊読みましたよ
さしあたり、『副王領マギオン』の大型甲殻虫を操る旧種族エルフの言語解読と
恋の物語というふうにしてみました 11節400字詰原稿用紙50~60頁弱というところでしょうか
いつかお気がむきましたらどうぞ





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.