近年、不況のせいだかなんだか知らんが、
自動販売機の「あったか～い」が異常に高い。

300mlのPETで130円はザラ
下手したら140円するとこもある。
完璧な郊外でこんな状態なんだから、
都心だったらもっと高いかもしれない。

最近では、「つめた～い」でも
大した量もないし、旨くもないくせに、
130円もするようなのも出ている。

おめぇら、商売する気があんのかと。
この10円の持つ意味がどれだけ大きいのか
わかってんのかと。
そう言いたいわけだよ。

だから、このご時世
100円均一で売っている自販機はものすごく貴重だ。
多分、賞味期限が近くなったヤツとか
他国から輸入してきたヤツとかを
大量に入荷してコストを抑えてるんだろう。
そういうのがうちの近所にある。

そこでよく見かけるのが、米国パッケージのコカコーラ
355mlという中途半端な量に
むこうの重さの単位、オンスが併記されている。
むろん、成分表記はフル英語
何書いてんだかさっぱり
まぁ、栄養的に日本版と大した差はないだろう。

ところで、オレはたまに必要性もないのに
無性にコーラを飲みたくなることがある。
特別好きでもないのに、なぜか無意識に。

実を言うと、ここで買うより
マックスバリューやジャスコ、ハックドラッグで
500mlの通常版PETを97～98円で買ったほうが安いのだが
わざわざ、コーラのためだけに行くのは億劫なので
近場で済ますことにしている。

初めて、この缶を買ったとき、
やっぱり、海外のアルミ缶と日本のとの違いが
歴然としているのがわかった。

日本のは、プルタブがめちゃくちゃ開けやすいんだが
海外のは、プルタブを開けようとすると、
開く代わりに、ただ内側にへこむ。
それから何かを諦めたかのように無気力に開く。

やる気のないような有り様だもんだから、
味に関しては、最初は本当に期待していなかった。

ところが、普通に日本で売ってるのよりも
断然うまいように感じた。

なんて言うのかな。
後に変な味が残らないって言うのかな。
炭酸が、正規品よりも程よくて
かなり飲みやすかった。

聞いた話によると
この輸入品は、
「元祖」コカコーラの復刻版らしい。

以前、コカコーラ社が「元祖」から「新味」へと大きく転換したとき、
あまりにも消費者の反発が激しく、
「元祖」版を復刻するしか、道がなかったというのだ。
そのため、現在では「新味」も「元祖」に限りなく近いものに変わっているらしい。

ということは、このようにオレが感じたも無理はないってことなんだろう。

以上、
コカコーラは、現行の味より
コカコーラ・クラッシックの方がおいしいよね
って言う話でした。

（壮絶なるタイトル詐欺）