ゴーン・ベイビー・ゴーン
- カテゴリ:映画
- 2009/09/06 23:47:17
自宅鑑賞メモ
ベン・アフレックの初映画監督作品(監督・脚本・製作)
原作はデニス・レヘインの“私立探偵パトリック&アンジー”シリーズ4作目。
観応えのある社会派ハードボイルド・ミステリーで、お気楽な”探偵モノ”ではありません。
日本未公開が納得できない映画でした。
恋人同士で夜逃げ捜索専門の私立探偵パトリックとアンジーのもとに、
行方不明の少女の少女の叔母と叔父が捜索を依頼しに来やってきます。
連日報道で「娘を返して!」と悲痛な声を上げている少女の母親は、
実は、子供の面倒も見ずにドラックと酒浸りの自堕落な生活を送る女でした。
調査を進める2人の前に、思いもよらぬ結末が…
子供は母親がどんな人間だろうと母親の元にいることが幸せなのか?正義とは?良心とは?
原作が「ミスティック・リバー」と同じデニス・レヘインだという時点で用心すればよかったんですが、
うっかり何の心構えもせずに娯楽的に観始めてしまったので、精神的ダメージがよけい大きいです。
邦題は、トンチンカンな日本語になるよりマシでしょうが、原題そのままとはいえちょっと酷いです。
原作の邦題は「愛しき者はすべて去りゆく」
原作は、まだ読んでいないのでわかりませんが、このタイトルがふさわしい映画でした。
「ミスティック・リバー」を観た後に、原作を読みたいと思ってデニス・レヘイン本を購入したのに、
映画で飽和状態になってしまったところからなかなか抜け出せなくて、積読化したままになってます。
【Gone Baby Gone】2007アメリカ
>あすかサマ 俳優としてはパトリックを演じた弟のケイシー・アフレックの方が、好きかもと思いました。
兄弟コンビで、もっと映画をつくって欲しいです~♪
ベンは監督業に精を出してもいいような気がした一作です。
最後に自問されられるのはながつきさんの言う通り、「ミスティック・リバー」と
同じですね。
そう、レヘインなんですね。彼の本は読んだことないけど、みんなこんな感じ?
最後のあの少女の表情が、なんとも気になってしまいました・・・
何が幸せなんでしょうか~