Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


5歳のころに体験したトラウマ?日記ではありません


下記はトラウマと向き合い、意義付けを変更するために書いた体験談と心の対話です。それでもよかったらお読みください。

5歳という年齢はいちばん思い出しく無い年齢だ。

このころ、0歳の弟と、4歳になる弟もいた。

しかし、弟たちの顔はほとんど思い出せない。

覚えているのは・・・

泣いて寝間に行く祖母と

同じように泣いている母の姿と

お酒を飲んで怒ったり、弱気になったりする父だけだ。

ボクは大人たちのやり取りを見て・・・

何故か泣いていたのを覚えている。

または逃げ出してテレビを見て知らんふりをしていた事も覚えている。

何もできなかった。

5歳の自分にとって・・・父は怖かった。

だが・・・29歳の時、その父を怒鳴りつけて、誇りを奪ってしまったのはボクなのだ。

いや、今でもそう責めているだけ・・・。

父を怒鳴りつけた3日後に父は自殺した。

ボクは何度もボクが殺した・・・。と、考えた。

それがきっかけで喘息にもなった。

罪を感じたから・・・。

5歳の時、何もできない自分に無力感を感じていた。

何もできない事に自分はダメな奴とレッテルを貼った。

・・・なるほど・・・

では、どうする?5歳の時に感じた無力感。

29歳の時に感じた父殺しの罪。

では、どうする?

新しい意義付けをするのに必要なのは・・・

精神の管理者、ラルクぅに相談する事。

ボクの脳が作り出したのか、

それとも心が作り出したのか。

ボクにはラルクぅと呼ぶ精神の管理者がいる。

ラルクぅ、教えてください。

5歳の時の自分に何と声をかければいいのでしょう

「父親を殴る事ができれば事件は解決したのか」

いいえ。大人になってから父親を殴りましたが・・・事態は余計悪い方向へ行きました。

「そうだな。ブルーメッシュだ、リルル。青い網を張り巡らせ。・・・なあ、リルル。ボクたちはお酒を飲んで愚痴をこぼしたり、ネガティブに暴走する父親でなければ学ぶ事のできない事があった。それはわかるか?」

うーん、愚痴をこぼしたり、心配ごとをしても・・・何も事態は解決しなかった事を学べた。・・・父のようにはならないと、子供ながらに思った。しかし、今、ボクは結局父と同じように母を憎んでいる・・・

「アイスブルーだ、リルル。南極の氷を思い出せ。なあ、リルル。お前の父も祖母である母親を憎んでいた・・・そしてその母に認めてもらいたかった。お前と同じだよ。リルル、だから君はこの父親を選んだんだ。それと・・・父親が死んだのは、耳が聞こえなくなっていた事と、生命保険が入ってくる事を理解していたからだろ」

そうだね。
「金庫の中にしまってあった診断書。1年前から掛けていた保険。

 心理学を通して学んだ父親の病気と悲しみ。

 その悲しみの深さを知って、よく生きたな・・・って思っただろ?

 ゴールドドラムだ、リルル。黄金のドラムを回して、触るんだ。心は落ち着いてきたか。」

うん。自分と同じ感情を持つ父親だったからこそ

そして父の悲しみを理解したからこそ・・・

ボクは自分のうつ病に打ち勝つ事ができたんだ。


「そうだ。父親がお酒で憎しみと悲しみを表現していた事がわかったからこそ、それをやめてしまった父親が死ぬ道しか選べなかったのもわかるだろ」

うん。父はお酒で憎しみと悲しみを表現していたんだ。不器用な父でした。

「去年死んだ友人は愚痴と暴力で表現していたよな。・・・でも、年齢を重ねる事にそれをやめていった。いや、やめざるを得なくなった・・・」

うん。彼は身体が不自由になり、それを表現できなくなっていった。あと薬の影響もあるんだろう

「そういう事だ。人間は・・・負の感情を何等かの形で表現して生きている。それが人間って生き物だ。それでリルル。お前はどうする?お前はどう表現するんだ?母の機嫌を取ってきた憎しみと悲しみを。どう表現するんだ」

分からない。決めていない。それが答えじゃダメかな


「いや、駄目じゃないさ。分からないなら、そこから始めよう。それでいいじゃないか、リルル」

ありがとう、ラルクぅ。

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2015/03/05 23:28
アルカロイドさんへ

わざわざお越しいただいて、その上、ためになるコメントをありがとう。

それとラルクぅの事を男前と言っていただき感謝しています。

答えは急がず、あわてずに・・・。

あと「負の感情に巻き込んではいけない」という決意をする事は最初の1歩かもしれません。

ありがとうございました。
アバター
2015/03/05 00:54
こんばんは。

心理療法の学び手という立場を離れてのコメントになります。

リルルさんがお父さんを殴ったり怒鳴ったりしたことは、
誉められたことではないにせよ決して間違ったことでもないと思います。

お父さん自身、悲しみや苦しみを背負っていたのでしょうが、
1人の大人として、自身の負の感情を解決しきれず身近なものを巻き込んでしまった時点で
報いを受けて仕方がありません。

心に傷を負った人間が子どもを育てる場合、
「この子を絶対に自分の負の感情に巻き込んではいけない」
という固い決意が必要になるでしょうね。
そうでなければ、親も子供も不幸になります。

私自身、親にトラウマがあるせいか、親の話になると
どうも感情が揺れてしまうようです^^;

それにしても、「ラルクぅ」さん、男前ですね!
自分も「ラルクぅ」のカッコよさにに少しでも近づけるよう精進します。



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