会社に行ったら私のタイムカードに付箋（大）が貼ってあった。

MAさんジフ届いてますよ！
ガムテープの所に置いてます！
受付めっちゃ汚れてましたよ！
昨日の昼にキレイになりました！

と20歳の同僚お譲からのイラスト付きメッセージである。

「お譲…ジフ使ったことないんかなぁ…」
「お掃除の必需品やのにね、ジフ。」
「でしょう？クリームクレンザーゆぅたらジフしか知らんくらいやのにお譲は『ジブっていうのしかないですよー』とかゆぅてましたからね」
「商品名を知らん感じなんや？」
「ジェネレーションギャップてコレかと思いましたよ」

複写式伝票をアホほど使う運送業では机をはじめ、ありとあらゆる物がどうしても黒く汚れ、しかもカーボンなので水拭きだけでは落ちない。
クリームクレンザーの到着を心待ちにしていて毎日「ジフ届いてません？」と訊いていたけれど私が休みの昨日届いたらしく、お譲が試しに使ってみたようで、ジフのチカラを思い知った驚きのあまり、その感動を伝えずにはおれなかった様子。

ジフを注文してと頼んだ時のお譲とのやりとりが思い起こされる。

「ジフねジフ。ほら、クリームクレンザーて書いてるやろ？」
「あ～ホンマや～！」
「ピカピカなんで」
「そんなにスゴいんですかコレって？洗剤ですか？」
「研磨剤やね」
「はぁ…」

研磨剤の意味がわかってなかったんだな、使うまで。