首相引き継ぎ
- カテゴリ:人生
- 2009/09/05 17:33:28
麻生さんから鳩山さんへ・・・じゃなく
今から16年前、細川政権発足時の話です。
自民党の宮沢前首相から、日本新党の細川新首相への「引き継ぎ」がありました。
そもそも首相の引き継ぎというのは通常行わないのだそうですが
二人が望んだことで実現したそうです。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/shusei/070702_36th/
<以下引用>
細川内閣の発足は、1993年8月9日。軽井沢での2人の会談は8月17日。内閣ができて10日足らずの日であった。私はこの会談に仲介役のような形で同席した。そして、あらためて宮沢先生のすごさを認識させられた。
会談後、細川さんも「宮沢さんて、本当にすごい人だね」とつぶやいたのが忘れられない。
宮沢先生からすれば、細川さんは自分の内閣を倒した存在。しかし、何のこだわりもわだかまりもないことにびっくりした。
日本の首相に「引き継ぎ」はない。大臣の引き継ぎはあるのに首相にはない。実におかしな話だが、考えてみれば、日本の首相には引き継ぎを必要とする案件はないのだ。そんなことは周りの官僚がみんな知っているから、特別に引き継ぎすべきことはない。実に情けない話ではないか。ところが宮沢首相は別であった。その年は東京でサミットが開かれ、就任したばかりのクリントン大統領が宮沢首相と会談した。正式の会談の他に、得意の英語で2人だけで話をしたことも多かった。それを細川さんに申し送りしたのだ。
事前に私が、「細川さんがお会いしたいと言っています」と宮沢先生に伝えると、「ちょうどよかった。私にも申し上げたいことがあるから」ということだった。
<引用終わり>
話自体は16年前にも聞いた覚えがありますが、当時はなんの感慨もなかったかと。
あらためて聞いてみると、漢(おとこ)を感じるいい話です。
少年ジャンプの読みすぎかもしれませんが。
今回の引継ぎ問題ありそうですね。
1ヶ月くらい前のやつですね。あれも読みました。
細川さんが「あの人(宮沢さん)たちと一緒にやりたかった」と語ったというのも本当のようで、
まるで準決勝あたりで負けたライバルとそれを惜しむ主人公のようです。
宮沢さんという人物の良さですよね。
でも、総理としての実績の問題とか、
国会議員を自分からは辞めなかった往生際の悪さもありましたが。。。
いいですね~漢ww
ジャンプには漢が多いですよね(・∀・)
ちょっと暑苦しいのもいるけどw