Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


花~追いかけて~


もう帰って来ない君を思っても
どんなにぬくもりを思い出しても
叶わないこの心には
君の笑顔しか出てこなくて
僕を一層苦しめる


二人で見たよね
満開の桜を
陽の光に伸びたひまわりを
紅葉した木々の葉を
白い雪をかぶった椿を


覚えているだろうか
僕はちゃんと覚えている
季節を追って色々な所に
行った二人の影を
忘れられない風景を


追いかけて行きたかった でも
君の早さには追いつけなかった
どうしてこんな時が
やって来てしまったんだろう
今は寒さしか見えない


その顔を思い出すたびに
突き上げてくる愛の形
僕一人の芝居だったのか
そんなことは辛すぎるけど
今は何も残っていない


冷たくなってしまった
過ぎて行く時間
僕の胸を追いかけるように
暖めるものは何もなく
涙も出ない苦しみが残るだけ


わかっていても僕に
何ができていたんだろう
君の心に入り込んでいても
暗闇が目をふさぐように
背中しか見えなかっただろう


この手のひらに雪が降る
ぬくもりももう感じない手のひらに
そしていつしか積もっていく
君のことをかき消すように
遠くなっていく記憶のかなたに




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