Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩



消えて行く煙
消えて行くあなたの影
つかもうとしてもつかめない
必死で手を伸ばしても
もう届かない


いつもいつも
明日が来るのが楽しみで
あなたと会うのが嬉しくて
こんな心を抱えたまま
どこに行けと言うの


解き放たれた魂のように
この心を飛ばしてみても
翼を痛めた小鳥のように
ただ 小枝にしがみつくだけ
飛ぶのを怖がっている


「ごめんな」
その四文字に
何が詰まっていたのだろう
煙に包まれたあなたの姿
佇む私の足元


嫌だって言えばよかったのか
必死で追いすがればよかったのか
そんなことさえ気がつかないで
時を止めてしまったけれど
針はもう進まないけれど


煙を立ち昇らせて
灰になっていく二人の影
もうあとかたもなくなって
灰も風に吹かれて
ただ残るのは私の影だけ


あなたの好きだったタバコの煙
くゆらせながら
いつしか小さな炎も
小さく消えて行く
もう映らないあなたの影と共に




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