人質事件について
- カテゴリ：ニュース
- 2015/01/21 22:20:27
２０１５年１月２１日現在、テロ組織に日本人が誘拐されています。
経緯についてはニュースで報じられているとおりです。
外国に行くときの心構えについては当ブログの他のエントリで書かせていただきました。
日本人が無事にあるように祈るばかりですが、在外国民を保護する為の政治的に取りうる策のうち
一つは既に実行したことのあります。
そして、この策はいくつかの問題があり長年の間、下策と呼ばれてきました。
日航機ハイジャック事件での日本政府の対応です。
テレビを殆ど見ないのでテレビがどのように伝えているかは不明ですが、
自分は誘拐事件と聞くとこのハイジャックを思い起こします。
日本政府にとっては黒歴史、マスメディア主流の左翼の方々にとっても黒歴史であるので、
おそらく思い起こすような報道は無いと考えますので、年若い方にご紹介です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AB%E6%97%A5%E8%88%AA%E6%A9%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
共産主義を信奉する過激派（ネット右翼という言葉がありますが左翼の過激さ、人権意識の低さは昔から際立っています）がハイジャックを行い身代金で６００万ドルを要求しました。
彼らはそれだけでなく、日本の獄中にいる刑が確定した犯罪者を釈放するように要求しました。
当時の為政者は「人命は地球より重い」と述べ、超法規的措置としてハイジャック犯の
要求に答えました。ハイジャック犯は目的を達し、政府も邦人保護の役割を果たすことができました。
下策と言われた理由は、テロリストの要求に屈したことです。
日本という国は暴力で言うことを聞く、なんでも要求できるということを対外的に広めました。
これは事件に巻き込まれた在外国民を守るために、他の在外国民を危険にさらしてしまったと考えることができます。
在外国民は世界中のテロリストの餌食になりうる、それは金払いの良い日本政府がついているからです。
国家が一テロ組織に屈する事になれば、国家の体制が全て崩れます。
殺人をおこしても釈放されるなら、法律も警察も必要ありません。
日本政府の当時の為政者を悪く言うつもりはありませんが、国家体制まで考えて判断したかは怪しいと考えます。
またテロ組織に活動資金と成功体験を与えてしまった事で、類似犯模倣犯の出現が懸念されました。
実際、ベルリンでも同様の事件が発生しました。
邦人の保護は日本政府の重要な任務であります。
身代金を払うことに意義を唱える訳でもありません。
金額の多寡を言う訳でもありません。
短い期間での要求となっておりますので判断に必要な情報が少ない面もありますが、
為政者は目の前の事象と未来への影響を考え、比較衡量して結論を出すようにお願いしたいです。
国内ではなく国外でそのような行動をとるということは、国と国民に対して多大な被害を及ぼすということは、
以前似たような事件があった時で、いくら鈍い人でも分かりそうなものですが。。。。
ここで要求通り身代金払ってしまえば、日本は脅せば金を出す、ということになり、別の『鈍い人』にも、何かあったら国が助けてくれる、などと思わせることになり、その他国外で色々ややこしい問題を引き起こしそうなので、なんとか身代金要求をのんだという形でなく、なんとか人質解放が成功すればいいのですが。
（しかし安倍さんて国内が大変なのに、なんで外国で大金ばら撒いてるんだろう。そんな大金あるなら福島をどうとかしてほしい。それに何で日本がわざわざ中近東問題に積極的に頭つっこんでるんだろう・・・。いくら安保理事を狙ってるっていったって、自分の国をちゃんと出来てないのに国外のことに手をだせれても・・・って諸外国は思うと思いますけどね。）
まぁ、捕虜になる位なら死ねって言うのは時代錯誤では有りますが。
恐らく自分の責任とビデオメッセージでは言ってますが必ず生きて帰ると発言してるのは
心のどこかに自分だけは大丈夫って思考が有った様にも思います。
必ず生きて帰れるって正直な話ですが根拠が有りません。