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シン・ドラマ汁


ドラマ【相棒season13】

相棒season13
テレビ朝日 水曜夜9時~
【あらすじ】都内各地で同一犯による連続殺人と見られる事件が発生。手掛かりは、3つの現場すべてに残されていた犯人と思しき人物のDNA。しかし被害者同士に関係はなく、犯行現場も手口もバラバラで、さすがの杉下も糸口をつかめずにいた。そんな時、そのDNAが鑑識課の米沢のものであることが判明。鑑識がDNA採取用に使用している綿棒に、米沢の細胞が付着していたのだ。米沢はそのせいでクビを宣告される。杉下は、鑑識の仕事に誇りを持っていた米沢がそんな失態を犯すとは思えず、独自に捜査を開始する。

【感想】米沢やめるやめる詐欺の回でしたねw 確かに最後の挨拶はしてましたが。ちなみのこの最後の挨拶という言葉は、シャーロック・ホームズへのオマージュですね。
水9や木8の東映ミステリードラマ枠ではたまに出てくる、2/3くらい経過したところで犯人が逮捕されて一見事件が解決したように見えるも、実はもっと深い真相があるというパターンでした。容疑者は4人。鑑識課の課長と係長、米沢の後輩の女性鑑識員、そして米沢が住むマンションの管理人。実は事件と見られていた4つの遺体はまるで無関係な事故や自殺だったため、怪しいと思しき容疑者は不在の展開が続きました。ただ、管理人が意外に若い男性だったので、最初からこいつ容疑者の1人かもと思って見てました。アパートやマンションの管理人って、本職を定年退職したような老人や、女性がやってることが多いですからね。それをあえて若い男性にしたということは、何か意味がありそうだなと。そしたらやたら出番が多いので、さらに疑いを深めました。犯人は、米沢が自宅から外出する時に尾行していたという話になって、確信しましたね。管理人なら盗聴して何のために出て行くのか確認することも可能ですから。しかし、警察に恨みを持っていたという下らない理由でしたねぇ。彼が本当に痴漢をしたのかどうかはわかりませんが、もし濡れ衣だったとしても、個人的には何の関係もない米沢に対して恨みを晴らすことはないんじゃないかと思います。しかもあんな凝った手口で…。情報が蔓延する現代社会では不可能な話ではないですし、元々頭のいい人間だったようなので、こんな手段で復讐する自分って頭いいねぇとか、犯行の手口に酔っていた可能性もありますね。プライドの高い人間ってそういう傾向がありますからねぇ。
しかし、米沢にとって本当につらかったのは、この後の展開。まぁ、米沢以外に出てきた鑑識員の3人の中に、誰か犯人がいるなとは思ったんです。課長はあまり出てこなかったので、早い段階から選択肢から漏れました。あとは係長と後輩の2人。正直どちらが犯人かは最後までわかりませんでした。言い換えればどちらが犯人でも不思議はなかったですね。ただ、右京の指摘は推理でしかなく、まったく証拠はなかったのに、あっさりと係長が犯行を認めてしまったのはちょっと拍子抜けでした。右京が係長を犯人と決め付けたのは、犯行現場の状態を全て覚えてしまうほどの能力を持った彼が、現場の窓が閉まっていたと言っていたという、この1点だけでしたよね? 踏んづけた血痕を塩素で消すのは、係長でなくてもできたわけで。そのへんが今回、詰めが甘かったかなぁと思いました。まぁ、米沢が憎かったわけではなく、つい出来心でやってしまったことなので、良心の呵責を感じて、証拠もないのについ自白してしまったのかもしれないと解釈しておきましょうか。




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