インターステラー
- カテゴリ:映画
- 2014/12/29 21:23:10
今年44作目の映画館観賞。
人類滅亡の危機に立つ近未来の地球。
文明は農耕中心の社会へと退行を余儀なくされていましたが、襲う異常気象に植物は次々に枯死し、
元宇宙飛行士のクーパーが家族で営むトウモロコシ農場も、砂に覆われていました。
ある日、クーパーは、10歳の娘マーフィーが幽霊の仕業だと言う本棚の本が独りでに落ちる現象が、
重力波を使ったメッセージであることに気が付きます。
哲学風味に思弁的なSFとファンタジーのバランスがよくて、酸欠で人類滅亡には説得力はないけれど、
よくできたハードSF映画だなあとは思ったし、平行する2組の父と娘の異なるドラマもよかったのですが、
全体としては何故かあまり面白いと思いませんでした。
映画が始まってしばらくは、これって凄いSF映画になりそうと、意気込んで鑑賞していたはずなのに、
だんだん辛くなってきて、最後に急展開を迎えるまでがとても長く感じられて、かなりしんどかったです。
でも、映画を観終わってから、SF版「怒りの葡萄」を思わせる設定や、運動の第3法則のこととか、
興味深いネーミングやセリフについて、あれこれ考えるのは、とても楽しいです。
映画タイトルと地球脱出計画名(Lazarus missions)が、とくに気に入っています。
マーフィーが「ユリイカ!」と叫んで喜ぶシーンも好きです。
★★★【Interstellar】2014アメリカ・イギリス
鑑賞料金1100円(今年映画館に払った累計43200/44作)
>tkgさま SF知識の度合いで楽しみ方が異なってくる映画かなと思いました^^
小難しい設定でハードSFっぽいですが
内容は宇宙戦艦ヤマトとそんなに変わらないかなー
なんて思いました^^
後半の ブラックホールに突入すると 時間の流れが見えたとかいうところが
最近出てきた似非科学的な風味でつながるという
そのへんがちょっと突っ込みの入るところ
だけど 家族愛とか そちらのテーマのほうが感動を呼び 突っ込みどころを打ち消す
という感じかな
最近は こういう突っ込みどころは突っ込まないで 流して鑑賞すると結構楽しめる
というやりかたをしています。
だってブラックホールに宇宙服ひとつで突入して生還なんてありえないですからね
星と星をつなぐラブストリー・・・