『君のためにクリスマスソングを歌おう』
- カテゴリ:マンガ
- 2014/12/24 21:13:10
カーラ教授を筆頭に、白泉社系の作家さんを贔屓してます。
遠藤淑子先生もデビュー以来の大ファン。
12月24日にふさわしいこのお話を紹介しておきたい。
場所は紛争地帯の最前線に近い野戦病院。
慢性的物資不足に悩む若きドクター、新人の衛生兵、ヤサグレ神父の3人が登場。
クリスマスが近いので、神父の提案でキリスト生誕劇をやることになる。
いつも通りの軽快な遠藤ドタバタ節で進んでいきますが、
後半は本当にシリアスになる。
スズメのお葬式、衛生兵の負傷、そして……泣くしかないラストカットへ。
人類の愚行に真正面から立ち向かった驚異の作品だと私は信じています。
命というものの一回性、かけがえの無さ……これ以上の短編は稀有。
『天使ですよ』という白泉社文庫で読めます。ぜひ読んでくださいませませ。
やや、花とゆめもOKですか、ウレシイ限りです。お気軽においで下さいませ。
和田慎二先生、スケバン刑事よりも『ピグマリオン』が好きでした。
RPG的世界観で健気な主人公が良かったなー。
三原順(偉人なので呼び捨て)は私の中で断然別格、燦然と聳え立つ不世出の天才ですが、
屈折した世界観の明智抄先生、終わりなき放課後ときどきネコの桑田乃梨子先生、
絵柄にハマるとクセになるめるへんめーかー先生、トレンディの先駆者だった酒井美羽先生、……ああ懐かしい。
表題作を読んだこともある気はするのですが、
いかんせん5月の引っ越しの片づけが未だに終わらず・・・(汗
本文のお二方のほかにもいい作品を書かれる方が多いですよね^^
個人的には和田先生の大ファンなんですが・・・
まさかあんなに早く旅立たれてしまうとは><