Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


サンタが香りをもたらしてくれる。


クリスマスに欲しいもの。
じつは、あした、うちのおっさんと、かいにゆくのだ。
普段、つけてるコースイを、
アメ横、オカチマチへ。
あのあたりに、けっこう、安売りしてる店があって。
つけてるのは、
ブルガリのプール・ファム
ニナ・リッチのレール・デュ・タン
このふたつは、香りがたぶん似ている。
どちらも、だいすきな香り。
花につつまれている感じ。
ニナ・リッチは、香水瓶も気に入っている。
贅沢品だった頃の、おくゆかしい高貴さを
懐かしくかもしだしている。
ていうか、ほとんどそれらを保った、
最後のものではないかしら。
デザインとしてすきなのは、19世紀末から、
せいぜい1930年代位までのもの。
ニナリッチのこれは、1940年代につくられたのではないかな。
調べてないから、ごめんなさい、ふたしかな知識で。
でも、第二次世界大戦がおわってすぐだったと思うから。
ふたの鳩のモチーフは、戦争がおわり、平和をねがって…
そんなことをきいたことがある。
そうだ、このデザインは、
わたしのすきなルネ・ラリック、その息子の
デザインしたものだった。
マルク・ラリックだったかな。

けれど、残念。なぜかすきな香りって、
つけてる自分には、あまり匂いがわからない。
きらいな香水とか、テスターでつけたのとかって、
ほとんど匂いが消えるまで、鼻につくというのに。

好きでつけているので、慣れてしまったのか、
体の一部になってしまったのか…。
いや、慣れる以前から、吹きかけた瞬間のあの
香り以外は、自分にはわからなかったきがする。
それほど、わたしのなかで、あっている香りなのだろうか。

ところで、
うちのおっさんへのクリスマス・プレゼントはもう買ってある。
『ミステリー・ゾーン』のDVD(分冊百科のやつ)
と、そのほか。




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