Nicotto Town



魔法のゆび

24冊めの洋書。

”Magic Finger” 作:Roald Dahl、絵:Quentin Blake

ロアルド・ダールの本、2冊目。
とくに欲しかった本ではないのだけれど、ダールの本の中で簡単なものということで、この本。
”英語自体はそんなに難しくありません。”とレビューにありましたが、私にはそうでもないです。
「どでかいワニの話」よりも、読むのはやや厳しかったです。

ハンティング好きな一家が、隣の家の魔法のゆびを持つ8歳の女の子に、
鳥もどきに姿を変えられて、獲物にしていたカモと立場が入れ替わってしまいます。
体は小さく手は羽根になって飛べるようになるんだけど、なんていうか人面鳥。
女の子は彼らを懲らしめようとしたわけではなく、かっとなって思わずやっちゃっただけだし、
ハンティング好きな一家も、むやみに楽しみのために動物を殺しているということの他は、
悪い人ではなく、逆に、突然わけもわからず鳥になってしまっても、へこたれずに家族が団結して、
初めての巣もつくりあげちゃう、とても前むきな人たちー。
ダールよね、という感じのお話です。
娯楽のために動物を殺してきたことを反省したら、あっさり人間に戻れてしまうので、
ちょっとつまらないですが、小さい子供向けの本なのだから、こんなものでしょう。
とはいうものの、小さい時に読んだのと同じくらい、ハラハラドキドキしながら読み進みました♪

日本版は評論社から。新旧版どちらも、 宮下嶺夫訳
新版は「魔法のゆび(ロアルド・ダール コレクション3)」




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