Nicotto Town



昔の「商家+住宅」:町家(長&真面目なので注意)


卒業研究で町家の研究をしています。といっても京都ではなく、別の県ですね。

京町家は有名ですが、実は全国各地に町家ってあるんです。
町家とは、簡単に言えば江戸時代の都会の「商い+居住」の機能をもった家というところですかね。その頃は建物の間口(建物が正面の通りと接している幅)を基準に租税が決められていたようで(狭いほど安い)、通りに対して幅は狭く奥行きは長い建物がずらーっとならんでいたのです。
そんな町家の空間構成と室の使い方や生活の様子をヒアリングと実測調査を資料とし研究するのです。

僕の研究室はわりかし毎年研究されていない地域に行って研究するのが主流となっているため、その町へ入り込むのが難しい!
いろいろなお宅へ突然伺い、自己紹介し、お話を聞いたのちに後日お宅にあげて頂きヒアリング、実測、写真撮影のご協力をして頂きたい、とお願いする。といったかなりご迷惑なことをしなけらばなりません。当然その地域の人からしたら、突然見知らぬ若者がやってきて家へ上げろと言うわけですから、難しい話ですよね。
しかし先輩曰く、僕が今年調査している地域は特に警戒心が強いようで大変苦労してます。何度も断られ、その度にへこみます。
が、自分のため、町のためにと珍しく頑張っている僕がいます。
その中で快く承諾してくださるお宅には本当に本当に感謝です!
人間関係を構築するほど時間に余裕のない僕にとって、とても喜ばしいことです。
もちろん断られたお宅もみなさん人の良い方々で、親しくいろいろと教えてくださります。

まあなんやかんやゆうても、結局なんとかなるんです。
(・・・以前もこんなこと言ったようなw)
町家最高!
町家究極!
そんな町家信者のakkyでした。

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2009/09/05 23:31
素晴らしい!
羨ましいですね、そのお友達。
モデルルームはきっといくら使っても「人」が染み付いた雰囲気は出ないでしょうね・・・
というか今は古くなったり壊れたり汚れたら新しい物にすぐ変えてしまう時代だから
全国均一的な造りで、地域や暮らしと建物の調和がはかられてないのが非常に多いから
長持ちすることもさせることもできないんですよね。
先人に学ぶべきことが町家には多くありそうです♪
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2009/09/05 20:25
京都の友人が町屋に住んでます。縦長の家の中を廊下のように土間が続いていて、天井の明かり取り窓からは光が差して・・・決して大きなおうちではないけれど長い間、住み継がれてきたのだろう心地よさがあります。町屋と違って、
きれいなモデルルームがよそよそしく感じるのは「人」を感じさせないからなのかもしれませんね。
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2009/09/04 01:07
☆s4☆さん>
自分で書いといてなんですが、よく読んでくださいましたw

きっとそんなふうにできてるんですね、世の中って。
そういえば自分も誰かのために何かできてるかなー、なんて思ったり。
まあ大丈夫っしょー、きっとw(何が?)

応援ありがとうございます(^^)
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2009/09/04 00:45
ミル㌧さん>
「うなぎの寝床」と言われるほど暗く狭く細長い町家の内部は、生活の知恵がいっぱい!
貧乏な家ほどそれが顕著で、生活習慣や暮らしの様子、人柄が建物内部の造りに反映されていて、まさにその時代の住人のための家って感じ。ある意味完成形ですね。

そういう話を聞くと、なんだか人が社会を形成するよりも、人が社会に操作されてしまってるみたいで恐ろしい世の中だなー、て感じます。
助けてくれる人もいるからこそなんとかなるんですけどね(^^)
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2009/09/03 23:16
あっきーさん、ほんと長くて字だらけで…
頭ぐるぐるさせながら…でもついつい読んじゃいました(*_*;

親切な人はどこにでもいるもんなんですね♪
たいへん…だめだ…とへこみながら…
なんやかんや皆に助けられ…どーにかその都度クリアしていけるもんですね。

研究頑張ってね\(^o^)/
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2009/09/03 19:42
こんばんは。
間口の幅を基準に租税が決められていたのですね。それで奥長の家とは合理的ですね。
読みながら町屋の風景を思い浮かべ、そういえば、そうかも、と。(笑
 
思わぬ危険がいっぱいな昨今に、その様な活動はなかなかと困難なことでしょう。
先日、落ちていた洗濯物を届けただけで不審人物のような目でみられてしまい、少し悲しくなりました。
けれど、心温まる喜びもあることでしょうね。
結局なんとかしてしまうakkyさんに乾杯です。^-^ ふふ



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