ロック少女よ ケースに金かけろ!
- カテゴリ:音楽
- 2014/11/17 22:17:45
最近通う現場のそばに中高一貫の女子校。
この学校、けっこうロック少女率が高い。
ギターケースを背にした彼女らを眺めると頬が緩む。変質者ではないぞ。
ただ、言っておかねばならぬことがある。
「お嬢ちゃんたち、ロックって見た目だぜ!」
「付属の黒ケース使ってんの? 超キモイ!」
……無理して若者用語を使おうとして玉砕。まあそれはともかく、
なぜ彼女たちはスマホやストラップの如きハデハデケースを使わんのか。
これでは片手落ちだ。百年の恋も冷めるぜコノヤロー、いやコノメロー。
そもそもですね。
初心者はどんなギターを買えばいい? と聞かれると私、必ずこう答えます。
「ギター抱えて鏡の前に立て。いちばんカッコよく見えるのを買ってこい!」
これは真理でございます。格好や形から入るのは伝統芸能も同じ。
ケース(ギグバッグというのが通称)にも気を使うのが当然ですわな。
トータルコーディネートをぜひ心がけていただきたい。いや心がけろ。
以前大変感心したのは七色ドレッドヘアーの少女ギタリスト。
どピンクのギグバッグに自分の好きなメッセージを、スワロフスキー使って、
スマホケースのデコみたいに一面にあしらっていた。拍手を送ってしまいました。
よろしいか、フェンダーやヒストリーのショボイ黒ギグバッグなんかやめなさい。
どうせならフォーエバー21とかウイゴーとかG.Uとか、
いいのがいっぱいあるじゃない(出してるかは知らんが)。オーダーしなさい。
……以上のような憤怒を抱え毎日女学生だらけの電車に乗ってる私。
周囲の女学生はくたびれ切った初老の男性を見て、
こんなこと考えてるとは絶対思ってないだろう。フフフフフ。自己満足。
佳いご経験なさいましたね。
きっと演奏者名利に尽きるというヤツです。
次回はぜひご本人にお伝えくださいませ。
養父氏は1965年生まれの赤いギターと63年生まれのサンバーストのギターをお使いのはず。
どちらもかなり手を入れていらっしゃいます。
名人の傍に名器あり。
それは、それで、カッコイイと思います。
ポリシーを持ってますもの。
話は変わりますけど、養父さん、ホントにステキでした。
エレキギターで、あんなに柔らかで優しい音色を出せるなんて・・・・
「耳が幸せ」って、たまにきく言葉ですけど、まさにそんな感じでした♪
ステージ衣装、誠に大切でございます。人様のヘルプやトラの際、物凄く気を使いました。
バンマスの意向に合わせて色、デザイン、履物やカブリモノ(帽子とか)やアクセも含めて。
本番前のリハでは、全員の衣装がどんな感じに映るかをチェック、マネージャーのアドバイスに従うことも多し。
……と書きましたが、これはお金をいただく下世話なオシゴトバンドマンの話。
見た目を意識せぬ実力本位の方がアーティストに多いのは、それはそれで納得いたします。
私なんぞ、近年は部屋着と変わりませぬ。いや、部屋着のほうがキレイかな?
最後にHさんというプロの方の逸話を。
ふだんは白のスーツに黒の高級革靴、金のブレス……メチャ決まってるんですが、
ステージ衣装はきったないジーンズにクシャクシャのカッターに着替える。これも一つの在り方でございます。
カッコイイと思われる時代だと思います。
目標や憧れにしてるアーティストも大人しめな感じではないのかしら?
それより、昨日のフェスで感じたこと。
出演者のみなさまの服装が地味っていうか、普段着っぽい人が何人か
いらっしゃいました。
演奏するので、動きやすい服装が一番だとは思いますが、
ステージ用とか、用意されてないのかな? と思ってしまう方も・・・
休憩中に物販&サイン会でロビーが賑わうんですけど、一般客のオジサマ方に
紛れて、誰が演奏者で誰が聴衆者かパっとはわからない感じでしたよ。
私は、演奏者のオジサマのステージ衣装への心配りをぜひお願いしたいです・・・(^^ゞ