ドラマ【MOZU2】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/11/07 12:08:04
【感想】そろそろクライマックスですね~。今回もいろいろなことがわかりました。まず、イワン・タイラーの正体。イワン・タイラーは日露戦争当時に実在した諜報員で、KGB、現在のFSBが二重スパイのコードネームとして代々使用されてきたことがわかりました。そして、現在のイワン・タイラーが美希の父であることも。ロシアの諜報員スモロフが、今のイワン・タイラーは日本人だと言っていたことや、美希の父がそのスモロフを射殺したことから、イワン・タイラー=美希の父であることは確実のようです。私は美希の父がグラークα作戦の時に行方不明になったと誤解していましたが、本当は美希が高校生の時に行方不明になったらしいので、10年以上前でしょうからグラークαより前ですね。何故国や家族を裏切ってロシアについたのか、美希ならずとも知りたいところです。また、FSBの目的が、北海道にある施設を壊滅させることだということもわかりました。東が言うには、そこにオメロスの少年がいるらしいですが、FSBが潰そうとしてるなんて、一体どんな施設なのか…。また、池沢と東が組んでいることもわかりました。森原官房長官を暗殺したのも東の部下だったということは、池沢の指示だったのでしょうか。むしろ東には森原を殺す動機などないでしょうから、池沢に言われて嬉々として殺した可能性はありますね。ただ、前回の感想で書いた通り、東と池沢は組んではいるものの、目的が違うように思います。池沢は簡単に言うと公安を強化しようと動いており、東は恐らく金でそれに従っているのでしょう。ただ、東は狂犬のような男なので、池沢の思い通りに動くかどうかはわかりませんね。事実、森原暗殺の前に、犯人に仕立て上げる予定の倉木に会いに行き、利用されるなと忠告しています。私はそれで、倉木を陥れたのは東ではないと考えたのですが、森原は殺すけど倉木を封じたくないという、東の個人的な感情で動いたのだとしたら、そのへんに齟齬が生じるのは仕方ないですね。東は倉木に個人的な恨みも利害関係もありません。東にとって、感情で動く倉木の存在はまさにジョーカーで、札の中に混ぜておくと意外な結果を生むかもしれない面白い存在と感じているのでしょう。美希パパがスモロフを射殺した時、倉木と東が再会しましたが、時間がなかったのであまり会話はできませんでしたが、会えて嬉しいみたいな感じでしたしね。まるでヒソカがゴンに会った時のような…w チャーオーはもう彼のトレードマークになってしまったのでしょうかw あと、気になるのは池沢が森原を殺す動機ですね。森原は確か監視システムをロシアに売り渡した張本人。自分で作ったのに自分で渡したんでしたっけ。そんな物騒なやつを官房長官にしておくのは、確かに池沢でなくてもイヤですが、何故このタイミングで殺したのでしょう。森原は池沢の狙いである公安強化作戦にとってジャマな存在だったということでしょうか。奪われて数年後、その監視システムも形骸化してしまっていて、グラークα作戦の本当の目的は、イワン・タイラーとなった美希パパの暗殺だった? ということは、倉木の妻も美希パパの暗殺のために活動していたのでしょうか。今回は本当にいろいろわかったけれど、やはりまだ謎が謎を呼んでいますね。次回最終回、本当に楽しみですが、これで終わってしまうのが残念なような。シーズン2は5回という尺で、間延びした印象のあるシーズン1よりも緊迫感があって面白さがぐんと増してる気がします。これぞ逢坂剛の真骨頂という感じですね。