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TAKEのつぶやき


☆外国為替相場のリスク

外国為替の取引には様々なリスクが伴います。

1市場リスク
マーケット・リスク、相場変動リスク、レート・リスクなどと言われることもあります。これは外国為替の相場(レート)の変動によって収益の減少が発生する危険のことを指します。

たとえば、今、自分が売った通貨が相場の変化で高くなったり、買い持ち(買い越しの状態)の通貨が下落して損を出すリスクがこれにあたります。一般に、マーケット・リスク、相場変動リスク、レート・リスクと言われています。このリスク量を計測するために考え出されたのが通貨オプションの理論(ブラック・ショールズ・モデル)です。

2流動性リスク
通貨の流動性が乏しくなり、ヘッジなどの取引が円滑に行えないというリスクです。また、金融資産を処理する市場の有無と取引する当事者の問題に起因する場合で分けられます。

1)リクイディティ・リスク
保有している金融資産を処分したいと思った時にいつでも処分できる市場が存在しているか否かのリスク。

2)アベイラビリティ・リスク
手元資金が減少して取引の決済が滞る場合などのリスク。

3決済リスク
決済リスク、受渡リスク、クリーンリスクなどと言われることもあります。外国為替は、基本的に為替の売買で決済するのですが、それぞれの通貨を決裁する営業時間帯に「時差」があるため、入金されるまでに時間がかかることがあります。この間がリスクになります。

4資金リスク
運用と調達の期間をずらした場合、そのコストが発生します。これが資金リスクです。

5信用リスク
取り引き相手が支払不能になるものです。

※支払い不能時の為替取引の注意点
1)為替の実行期日より前に相手が支払不能になった時
同じ行為をやり直す必要があります。従って、違う相手と相場が違った時間に取引をやり直す訳ですから、マーケットリスク、又はレートリスクと同じことになります。損もあれば儲かることもあります。

2)為替の実行期日の当日に相手が支払不能になった時
決済リスクの項で説明した様に営業時間帯の時差(ずれ)から対価の通貨の入金がなく、支払った円は取り返せないことになります。マーケットリスク以上の実損が出ることがあります。

6カントリー・リスク
外国為替取引はそれぞれの国の通貨を売買する取引ですから、戦争やテロなどにより取り引きが不能になるものです。

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2014/10/28 12:19
私とは無縁の世界ですが、毎回勉強になります。



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