敬語の魔術師
- カテゴリ:30代以上
- 2014/10/18 01:52:06
効果的に敬語を使えるひとを目にするとカッコイイなーと思って、取ってつけたように敬語を使ってみるんだけど、敬語って効果的に使えへんことのほうが多いよね。
「ただいまご近所の皆様にご挨拶に回らさせていただいてるんですがー」
ちゅうて、よく営業マンがさせていただいてる精神で過剰なまでの敬語をぶっ放して訪問してくるけど、アレってマニュアルがそう書いてんのかな?どうも先輩が口頭で言ったのを後輩が真似して使ってるくさいねんけどなぁ。こう言ったらやわらかく聞こえるとか丁寧に聞こえるって感覚で、どんどん「挨拶回り」の説明が大変なコトになっていったんだと思うんだけど、こないだ台風がやってきてた時、風雨の中で商品紹介の挨拶回りをしている過酷たる条件下で営業をこなす女性(推定27歳)がとうとう、こう言ったの。
「本日は商品のご紹介のご説明にだけ回らさせていただいてます、この辺りのゴチクの皆様に…」
ゴチクという音からは、私はすぐに『ご地区』という意味を汲み取ることが出来なかったんだけども。何らかの該当する『ゴチク』という皆様がいてウチもそのゴチクってヤツに入ってんだな~くらいに思っていたら、女性が会話の中に『ゴチク』を頻繁に登場させるので、前後の文脈からヒットさせてポーンと膝を打った次第でございますですわ。どうやら地区にまで『御』を付ける時代がやって来たのだという事実を、私は目の当たりにしているらしい。
訪問営業や訪問販売や勧誘電話との格闘経験が20年を超えた私でも、ここ数年の超敬語の更新スピードが目覚ましくて、脳が俊敏に反応出来ないでいる。39歳の脳ってこんなもんなんだね。もはや私は宗教勧誘と互角に戦える自信がないな。
関西弁のタメグチというとってもガサツなイメージのつきまとう私なんて、まっすます生き難い世の中やでまったく…。
敬語なんだけど、でも距離感を出して人を寄せ付けない風では決してなく、それでいて慣れ慣れしすぎるほどのくだけた感は出ていない、適切な上品さと適度な思いやりがあって、パリっと潔い敬語。
そんなんつこてる人に会うと、ちょっとゾクってする。
失礼になってることがままあるよね
最近ではそんな丁寧語に対抗して
べらんぼうになまってる宮崎弁で返しますのです
ポーはまこちむぜねぇ~
下手に敬語使うとボロボロになってる
自分が居る(笑)。職業柄意外と
べらんーめばかちくしょ~的な感じなんですよね(笑)。
「お」を付けておけばいんじねぇー。って
おもっちゃう。おばかな自分。ほら、ばかも
「お」を付ければってならんね。敬語には(*_*)。
あらん・どろん。
さすがに、、ゾクッとはせんがぁぁ~(^_^;)