「50歳、バイクに乗ったオバちゃん」捜索隊。
- カテゴリ:人生
- 2014/10/17 19:00:04
村の駐在さんが来て、
「50歳くらいのオバちゃんが、バイクに乗って峠に入らなかったか」と、
血相を変えて聞きに来ました。
バイクに乗る人は、普通ヘルメットをかぶっているので、
オバちゃんか、50歳かはよくわかりません。
「なんで?」と聞くと、
「自殺をほのめかして家を出た」というでは、ありませんか。
えらいこっちゃ。
峠道とその抜け道、獣道を知り尽くしているのは、
鈴ちゃんとわたしです、
「こりゃ、一大事」と二人で捜索隊を編成しました。
ところが、
「オバちゃん、50歳、バイク」というキーワードに、
鈴ちゃん、どこか安心しきっているというか、
「大丈夫、大丈夫」という感じでいるではありませんか。
何が、大丈夫じゃい!
オバちゃんでも、50歳でも、バイクに乗っていても、
「死にたい!」っていう気分に呑み込まれるときはあるんですよ。
なめちゃいけませんぜ、旦那。
この秋の気持ちのいい空の下でも、
みんなが、みんな幸せいっぱい、胸いっぱいではありません。
「死にたい」って言って,失踪しているなんて、
そう考えただけで、可哀想じゃないの、
何を考えているんでしょうね、鈴ちゃんは。
浜へ抜ける脇道を、片っ端から探し、
谷あいに人影がないか、全部探して歩きました。
全然、人間に巡り合いません。
いないのなら、ここじゃないからいいんだけど、
オバちゃん、どうしたのかしらね。
見ず知らずの人だけど、
わたしと鈴ちゃん、一応一生懸命探しましたからね。
気が変わって、無事保護されたのならいいんだけど。
「死にたい」
そんな気分になるときも、そりゃあ、ありますよね。
ありますとも。
でも、まだ、会ったことのないオバちゃん、
あなたのことを心配して、
峠道を探し回ったわたしたちがいたことを覚えていてね。
あなたが、死なずにいてくれたのなら良かった!
それだけで、良かった!
オバちゃん、辛かったんだねえ、
何もかも、嫌になったんだねえ。
そんなときもあるさねえ。
わかるわ、
わかるから、心配したわあ。
この暗い夜の下、
オバちゃんが、心落ち着けて安らいでおられますように。
オバちゃん捜索隊、暗くなったので捜査を打ち切ります。
心落ち着けて、無事見つかりますように。
オバちゃん、何があったんでしょうね。
辛かったんでしょうね。何かのきっかけでまた生きたいって思えるといいですね。
生きてて欲しいです。
はなこさんの優しさが届きますように祈ってます。
生きたいけど、死んだほうが楽と勘違いするからがほとんどだと思います
逃げても借金取りに追い込まれて?病気や身体的故障が理由?孤独が理由?
いろいろあるけれど、自殺の時は魔がさすと言いますか、他に道を見つけられず、
死しか考えられなくなります
まあ、追い込まれたことが無い人は、自殺なんて死にたいんだから勝手に死ねばいい!という人がいます
生きたくても生きれない人がいるのに、贅沢だ!
それも、正論だと思います
が、人の死をゲームの駒のように考える人ほど、
いざ自分に魔が襲ってきたときに冷静ではなく見苦しい醜態をさらすのを何度も見ています
はなこさんの一連のブログを読んで一貫して感じることは、
おそらく来世では何不自由ない幸せな一生を送るじゅらい
現世は陰徳を積んで?苦労をしてるんだなあ?と思います