Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【信長協奏曲】

新番組 信長協奏曲
フジテレビ 月曜夜9時~

【あらすじ】高校生のサブローは、いつも肝心なところで逃げてしまうクセがある。その日も、修学旅行で来た時代村で同級生の女の子に告白するが、フラれそうになると逃げ出してしまい、友達から責められる。その後、友達とはぐれたサブローは、時代村のアトラクションに迷い込んでしまったと思い込み、壁を登って外に出ようとするが落下、斜面を転がり落ちて気を失ってしまう。気づくと周囲には何もなく携帯も圏外。ちょうど近付いてきた馬に乗った侍姿の男に声をかけようとしたサブローは、そのうち1人が自分とそっくりの顔だったため、息をのむ。

【感想】正直、今年は官兵衛、信長のシェフと、もう信長はおなかいっぱいな感じなのですが、つい豪華なキャスティングと設定に惹かれて見てみることに。あと、脚本があの西田征史なんですな。これはちょっと期待したい。とりあえず見て思った感想はまず、さすがに小栗の高校生設定にはもう無理があるw 30代ってその後の人生の長さを思えばまだまだ若い世代ですが、やはり20歳前後と比べると、年輪を感じますよね。それから、やはりタイムスリップ設定も使い尽くされた感じがあるなと。原作がそういう設定だから仕方ないですが、今までのタイムスリップ設定のある人気作のJINや信長のシェフと比べると、今回はどこにでもいるありふれた高校生が主人公なので、設定の活かし方が難しいなと思います。あと、日曜の官兵衛の翌日にコレで、2日続けて歴史物の感想を書くのはつらいなとw 現代物のドラマに比べて復習する時間が必要なので、感想を書く時間が2~3倍かかりますからねw なので初回でもありますし、史実との比較は軽めにして、感想部分を多くしようと思います。池田恒興のことなんかも調べたかったのですが、これからも出てくるでしょうし次回以降に回しますわ…。では史実との比較ですが、まず父・信秀の死は、病死と言われていますね。暗殺という話をまったく覚えてなかったので、殺された時におやっと思ったのです。没年がはっきりしていないので、当時の史料があまりないのかもしれませんね。それと、信秀が死んだと言われているのが1549~52年で、信行が信長に殺されたのが1557年ですから、最低でも5年の時間差があり、サブローがタイムスリップしてから、すでにそれだけの時間が経過したとは思いづらいですよね…。なので、結論としては、この話はあまり史実と比較しちゃいけないということになりますw 大河と違い、時代劇感覚で気軽に見るのが正しい見方かなと。信長が信清に勝手に所領を譲ったり、信行が挙兵した時信清が加勢したため信長が優勢になったなど、あちこち見てみましたが確認できませんでしたし、逆に信長の守役・平手政秀が自刃したという有名なエピソードがなかったり、信行が死ぬ前年に死んだはずの道三が、信行が死んだ後も生きていたりと、なんかいろいろと酷いですので、信長のシェフ以上に、このドラマは時代劇として史実とは切り離して見た方がいいと思います。で、もう1つだけ書いておきたいのは、信長と対立することになった信行ですが、この時代織田家は本家分家細分化していてそれぞれが城を持ち、勢力を競っていたため、同腹の弟とはいえ仲が悪くても不思議はなかったと思われます。また、江戸時代では長子が家を継ぐのが常識となっていましたが、戦乱の世では能力がある者が継嗣とならなければ、家の存続が危ぶまれるような時代でしたので、有能な弟が台頭するのも当たり前ですね。そんな中に織田家(ただし分家)の長子として生まれた信長も、若い頃から生き馬の目を抜くような環境に放り込まれます。この感覚が後に天下を統一に導く才能を磨いたものと思われます。信行を演じているのは誰だろう…と思って最後のテロップを見てみると、柳楽優弥ですよ。私は何回も彼が長じてからドラマに出演したのを見たことがあるのですが、どうにもよく顔を覚えられません。多分そうだろうなと思いながら見てはいたのですが、テロップを見るまで確信にはいたりませんでした。逆に言えばこの人は、役に完璧に染まってしまうんでしょうね。だから柳楽本人のニオイが全然しない。天才役者というのはこういう人のことを言うんでしょうなぁ。

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2014/10/16 17:39
最後、本物の信長が光秀になったというのは驚きましたね。
新しい名前を貰った…と言っていたので、多分そうかな、とは思いましたが。
光秀って若い頃何をしていたかは不明なんですよね。
以前は時代劇と言えば、勧善懲悪の捕物帳がメインでしたが、
今は戦国時代にシフトしたということでしょうかねぇ。
ただどうしても似通った人物が出てくるので、演じ分けが難しいですよね。
アバター
2014/10/15 23:21
お~、見事な解説です。
柳楽優弥だったのかと。
見るとはなしに見たのですが、歴史のあまり知らない身内には、好評でした。
台風男、もとい、義兄ですが、来週も見ようかなって。

突っ込み所はあり過ぎますけど、何事にも逃げていた主人公が、要の時には
逃げてはいけないと言うメッセージが感じられます。
で、当の信長は明智光秀ってか←この展開、いやいやって。
どう、まとめるのかな。
気になる所でございます。



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