Nicotto Town



働く

「働く」の漢字を見ると、人が動くと書いてあります。

実際には、一般的に言って、次の二つを働くというのでは無いでしょうか。

1.身体を動かすことで、お金を稼ぐこと。

2.頭を動かすことで、お金を稼ぐこと。

しかし、どちらも正解で、どちらも不正解です。

もし1であれば、暴力的恐喝、相手を倒す目的の暴力(戦争)も、お金さえ得られれば「働く」ということになります。

もし2であれば、博打、詐欺も、お金さえ得られれば「働く」ことになります。

では、「仕事」とは何でしょう。

仕える事、つまり丁稚奉公の様なこと、もしくは行為を行う事。

これも、少し違う様です。


「働くとは、自然のものを、人間が生活するのに必要なものにすること」

と、私は定義します。


生活に必要なものとは、一般に衣食住と言われていますが、その中で最も重要なことは「食べること」です。

着るものも、住む家も、無くても生きていけますが、食べ物は無ければ生きていけません。

しかし、健康で文化的な人間としては、着るものと住む家も必要となります。

また、それらを守るものも必要です。

守ると言っても、軍隊ではありません。

身体を守る、医、薬、そして現代では社会も必要となるでしょう。


つまり、最も基本的な「働く」は、農業や漁業、畜産業ということになり、その他の繊維業や建築業、流通業、工業、医療機関、製薬業、警備業などなどが続きます。


少し、前置きが長くなってしまいましたが、現在の日本で最も狂っているところは、「農業だけでは、安定した収入が得られない」ということです。

人間にとって、最も基本的な職業において、補助金などの誤魔化しをせずに、健康で文化的な生活が出来てこそ、正常な経済と言えるのだと思います。

何故こうなってしまったのか?

それは、主に二つの要因がります。

1.他の職業において、安く作って高く売るという商売をしている為、それらに関わる職業の給与水準が高すぎる。

2.他国の安い食糧を輸入している。

「安く作る」というのは、「安い労働力」を使うということであり、つまりそれは奴隷を使うことと同じなのです。

そして、日本がこれから独立国家としての社会を運営するのであれば、生きる基本である食糧は自国で賄わなければならないでしょう。



さて、「働く」とは、衣食住の生産に関わる職業、そしてそれを守る職業をすることですが、日本にはあまり働いていないのに、収入を得ている人達がいます。

それは、相場師です。

株式投資は、本来生産に関わるものでした。

ある株式会社の将来性を考え、株式を購入し、その会社が生産的な仕事をし、収益を上げ、その中の一部を利益として受け取ることができます。

その為、投資家は、最低でも1年、長ければ数十年、その株を所持し続けます。

そのことにより、投資家は社会の生産に寄与しています。

しかし、相場師は違います。

単なる株式市場の価格の変動を利用して利益を上げています。

つまりそれは博打と同じであり、投資家では無く、相場師なのです。

個人のデイトレーダーが、相場師として生活していることは、実は大した問題ではありません。

問題は、銀行が投資家的から、相場師的になっていることが問題なのです。

「~的」と付けたのは、自分達の資産を使っているのでは無く、預金として預かっている資産を使っているからです。

銀行の本来の役割とは、生産を行っている企業に、その資金を貸与し、生産活動を円滑に行わせ、その利益の中から、利息と共に返済して貰うことにあります。

つまり、銀行は、本来生産に関わる仕事をしているのです。

ところが、最近の銀行は、相場で利益をあげることが多くなり、生産を行う企業への投資を怠っています。

つまり、それは「働いて利益を得る」ことを減らし、「働かずに利益を得る」ことを増やしているのです。


「働く」とは、太陽光などの天然資源を、生活に必要なものに変えることで、太陽光などは無償提供されているエネルギーなので、損をすることは無いのです。
いえ、あってはならないのです。

相場師は、博打打ちで、生産に関わっていませんから、利益を得ることは、損失を被る人達が必ずいます。

それは、相場師同士で損得が行われていれば、私達にとってはどうでもいいことなのですが、実際には現物の移動を伴わない架空市場と、現物市場が連動している為、一般の生活者が損をしていることになります。

また、銀行が相場師になりかけていることは、生産活動を阻害していることであり、役割を果たしていないのに利益をあげていることは、一般の人達が損をしていることになります。



さて、もっと身近なことを考えてみましょう。

人間にとって必要なものは、生活であり、お金ではありません。

お金は、便宜的に利用しているだけの話です。


男性が外で働き、お金を稼いでいて、女性は専業主婦で、家事や育児を行っている家という社会を仮定してみます。

昭和の時代には、「男は稼いできて、女を養っているんだ」という意識がありました。
今でも、あるかもしれません。

しかし主婦は、炊事という食品加工業を行い、洗濯や掃除という衣や住を維持しています。
それは、まさに衣食住という、家という社会にとって最も重要な働きをしていることになります。
また、育児は、種の存続という生物として、最も根源的な働きをしています。

夫の仕事内容にもよりますが、主婦の方が社会にとって重要な働きをしている場合の方が多いのでは無いでしょうか。

そう考えた時、養っているのは主婦の方であり、養われているのは夫の方、とまでは行かないまでも、同等の働きをしていると言えるのでは無いでしょうか。

つまり、昭和の「男が稼いで、家族を養っている」という考え方は、価値をお金しか考えることが出来ない人間、つまり金の亡者の考え方ということになります。



グローバル化が進むということは、お金の価値の不安定さが増すということです。

毎月100万円稼いでいても、金融市場で日本円の価値が1/10になれば、10万円しか稼いでいないのと同じです。

もし、国という単位で、社会が成立していれば、日本国の中では、100万円は100万円のままであり、価値に変動はありません。

世界が一つの行政単位、社会となるのであれば、その社会で物事を考えることになりますが、現状で国が行政単位、社会なんですから、価値の本質を見極める必要があるでしょう。

ヨーロッパでは、ユーロという通貨で、社会の統合を模索しましたが、どうも失敗に終わる様です。

しばらくは、国という単位で社会を考えることになりますので、その単位の社会の中で、「人間にとって必要な価値とは何か」を考えなければならないと私は思います。



今、まさに西洋先進国の奴隷型経済が破綻しようとしています。

それは、中国やインドと言った人類の半数近い人数が、奴隷タイプから雇い主タイプに変わろうとしているからであり、それはエントロピーの法則と同様に、止められるものではありません。

その流れの本質を考えれば、高度成長期の終わった日本は、もう経済成長をすることはあり得ず、無理に進めようとすれば、ケインズ経済学の破綻に伴い、国という社会が破綻に進むことになるでしょう。

だからこそ、この様な当たり前のことを考えなければならないのです。



ん~ なんか、論理展開が失敗している…そのうち再挑戦しますm(__)m

#日記広場:30代以上

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2014/10/17 12:40
ほしのさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

女性の能力、男性の能力、そして人間の能力というのがある様な気がします。
前者二つの様な性に固有の能力というのは少なく、ほとんどが人間の能力で、現代社会で働くというのは、ほとんど人間の能力だと思います。
そして、社会を形成しなければならなくなった個の生物、人間にとって、自然人として暮らすことが出来なくなった人間にとって、その人間の能力が重要となっています。

炊事、洗濯、掃除を含め、営業、開発、研究、管理、経理、庶務、製造などの仕事、どれも性別に無関係な人間の能力の範囲です。
だから、社会において、ほとんどが男女平等なのは当たり前です。

ただ、それぞれの性に有利な仕事というのはあると思います。
男性の場合は肉体労働であり、女性は育児だと思います。
そして、育児は、生物としての人間にとって、根源的で、最重要なことだと思います。
勿論、だからと言って、男性が育児を放って置いていいという訳ではありません。
男性も出来うる限り協力するべきだと思いますが、やはり主体は女性の様な気がします。

だから、お子様が熱を出したとしたら、そちらを優先するのは正しいことで、他の人達に迷惑と思わなくてい良いと思います。
ただ、現代社会においては、金の亡者と成り果てた人達も多いので、いろいろ言う人達もいるかもしれませんが、所詮亡者の戯言とやり過ごしてしまいましょう(=●^0^●=)


現代社会が生き辛いのは、人間が社会に合わせているから辛いのでしょう。
本来、多くの個の人間が集まってしまった為に必要になったのが社会です。

国をまとめる為に権力を集中させる必要があると言う人達がいますが、それは詭弁でしょう。
人間が集まって社会を作るのが本質であって、権力が無くても社会はまとまるものです。
仮にまとめる力が必要だったとしても、「権力」や「敵」にそれを求めるのはチンパンジーと同じであり、人間にはもっと知性的なものを創造する必要があると思います。
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2014/10/17 11:13
こんにちわ♪

私事ですが今日本当は初仕事の日だったのですが昨日からベビが熱が出て初日からお休みです 涙。。

そう思うと小さな子供がいる人がお仕事をされるって本当に大変なことだなぁと思いました。

子供の病気は突然ですしね、自分のことならまだしもいろんな人に迷惑をかけてしまうと思うと仕事をするということは生半可な気持ちでは出来ないと思います。

それにお母さんが仕事で疲れて家事や育児が疎かになるようでは元も子もないですしね。



農業で食べていけない・・って確かに矛盾。。^^;;
なんだか本来の人間らしい生活?が懐かしいと言うか。。今の時代は本当に難しいです。着いていくのに必死な時代ですね。


 
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2014/10/16 16:32
mつんさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

お読みいただき、ありがとうございますm(__)m
論点が散らかってしまっただけに、少しでも興味を持って頂いて、うれしく思います。

「昭和」から「平成」になって随分経ちますが、やはり時代は繋がっていますし、「昭和」の思考をされる方も多いと思います。
考えてみれば、「昭和」と言っても、帝国主義の時代があり、世界大戦があり、大敗北があり、米国占領時代があり、高度成長時代があり、バブルに夢見る時代があり…いろんな思考、いろんな常識が、くるくると変わった時代でした。
むしろ、昭和終期~平成、現在まで、ずっとバブルに夢見る時代が続いていて、意識の変革が起きないことの方が異常かもしれません。
これも、米国による占領政策によるものかもしれません。

平和も、民主主義も、自由も、私は好きです。
私は、その時代に育ってきましたから。

でも、それぞれに、義務や責任、リスクがあり、それを余りにも考えずに生きてきたことに気付いたのは、最近の話です。
今の時代、高度成長期ほど浮かれた時代では無いので、若いうちに気付く人達も多いと思います。

「平和」」、「民主」、「自由」というものについて、皆が深く考えてくれる様になって欲しいと願っています。


生活スタイルの変化…うんうん、頑張って下さいね(^。^)
私も、毎日巡回することが出来ない状況で、訪問して頂いた皆様には申し訳なく思っています。
でも、可能な範囲で、まったりと続けていこうと思っています。

これからも、まったり、よろしくお願いしますm(__)m

ビタミン、ミネラル、抗酸化、腸内環境を意識して、健康に頑張って下さいね(=^0^=)
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2014/10/16 16:17
ひなパパさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

ワンオペ…ワンオペレーションのことですね。
24時間オープン、深夜までオープンのお店などには、よくありますね。

でも、考えてみると、小さいバーとかは、主人一人のワンオペですよね(^◇^;)

防犯上の問題は気になりますが…(O.O;)(o。o;)
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2014/10/16 13:05
おぉ~!「農業」のところと「主婦」のところは特に興味深く読ませていただきました!

確かに、人間が生きていく中で、最も大切な「食」などよりも、「金」の方に価値がおかれていますもんね><
「金の亡者」・・・・気をつけます@@;

主婦のところで、あたるさんのような考え方をしている男性を他のところでも見かけましたが、
そういう男性を旦那さんに持つと女性は幸せだよなぁと思います。
こういう考え方の男性も増えているとは思いますが、やはりそうでない男性の方が多い気がします・・・
元上司の考え方や知り合いの話を聞いていると^^;


話は変わりますが、近々生活スタイルが少し変わるため、ニコタへの訪問時間が短くなります><
(今までが入り浸っていたので、「普通」になるだけかもしれませんが^^;)
そのため、コメントのやりとりを重視したいので、「ニコみせ」への訪問はできなくなるのでご了承ください><
今後もまったりと交流していただけたら嬉しいです^^
あたるさんもご多忙だと思いますが、お互い身体に気をつけましょうね^^
昨日から急に寒いです@@;ぶるぶる

油揚げチーズは、切った油揚げにチーズを乗せて、オーブンで焼いて、七味唐辛子と醤油をかけた、楽チンレシピです^0^;
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2014/10/16 06:26
博士ぇ~とてもお勉強になりました^^
これに関連するかわかりませんが、
今日初めて、ワンオペと言う言葉を知りました。
私も学生の時に実際やってまして、本当に嫌だったですよ。
そんな思い出が蘇りました。
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2014/10/15 22:21
いしころさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

この論点が散らかってしまった私の文章で、本当によくご理解頂き、感謝に堪えませんm(__)m

「農業じゃ食ってけないから、都会で就職する」…という時代が高度成長期に続きました。
そもそも、「農業で食べていけない」というのが、経済として不健全なのです。
ケインズ経済学に都合の良いように解釈し、国債を乱発、公共事業ばかり、農業には補助金でも出しておけばいい…みたいな…日本の国債の総発行高は、高度成長期以降、一度も減っていない。
そして、今年も収入の三杯もの支出を行い、借金をなんとかしようとはしません。
こんなことが、果たして何時までも許されるのでしょうか。
日本の国債の90%は、日本人が直接的、または銀行や郵便貯金を通じて間接的に買わされています。
つまり、国民が債権者なのです。

しかし、政治家に責任を押しつけてはいけません。
政治家は、国民に選ばれ、国民の願ったことをしなければならないのです。
「私達は、そんなことを願ってはいない」
とか、言っても、選んでしまった以上、文句は言えません。
「私は、その政治家を選んでいない」
と言っても、選んだことになるのが民主主義です。
「私は、誰も選びたく無いから、選挙に行っていない」
と言うのは、白紙委任状を渡している様なものです。

…って、いしころさんには分かっていることでした…書いているうちに熱くなってしまいました(^◇^;)
すみませんm(__)m

日々の生活や仕事に追われ、それでも優しさを失わず、そして大事なことを人任せにしない、そんな難しいことも人間には出来る筈です。
そういう考える力、そういう知性、そういう体力を、これからの子供達には身につけて貰いたいものです。

な~んて・・・今日些細なことでムッとしてしまった私は、偉そうなことを言えませんが…
(O.O;)(o。o;)
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2014/10/15 21:32
ひとつひとつかみしめながら読ませていただきました
展開されるそのどれもが なるほどと思われることばかりです
日本の最大の反省すべきことは 農耕民族なのに 農家の存在を
ないがしろにしてきた点にあると思います
減反に次ぐ減反で・・まともにコメを作る田んぼが放置され使い物にならなくなってしまった
天候に左右され 天災にも打撃を受けてしまうコメ作りを守ってこなければいけなかった
島国の日本はいつの間にか自給自足できないすべて他力本願の弱い国になってしまった
物質的には便利に豊かになったのと引き換えに心を売り渡してしまったような感がします
生きていくために必死で働く労働者・・若い子供たちがそれ以上の時給で稼ぐようなおかしな世の中
銀行に預けても 利息は雀の涙ほどもない  珍しいもの贅沢なものに 行列をしてまで
群がる人たち・・・その一方で 親は共働き 子供は赤ちゃんから保育所頼み
地域で育つ子供たち・・っていうのは遠い昔の絵物語
生きていくために本当に大切なものはなに? 行きつくところまで行きつかないとだめなのかしら。。

日本国民は 日本という国をもっと大事にしなければいけないのではないだろうか
世界情勢に踊らされ 何が豊かなのかもわからなくなってきている
ささやかな幸せが とても温かかった時代が 妙に懐かしい
でも、生きているのは今・・世界の情勢がマスコミを通じて 都合の良い神話を作り上げる
何もわからないつんぼ桟敷の中で それでも赤子の微笑みに幸せいっぱい感じる毎日

地球の未来は子供たちに託していかねばならない と思うとき
心優しい子供たちを世に送り出していくのが たぶん一番の近道なのではないだろうか
ささやかな幸せ ものを大切にする気持ち 大人の優しいまなざし・・
数えれば すぐ近くにできることがいっぱいあるのかもしれないね
一日24時間 使い方 人それぞれ・・その中で 泣いたり笑ったり そんな毎日がいいね
難しいことはわからないけれどね  みんな仲良くがいいね 優しい微笑みも いいね
スキンシップもいいね お互いに興味を持ちたいね 生きてるってことに感謝したいね
なんだか、何を書いているのかわからなくなってきたから。。ごめんなさい<(_ _)> 
   



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