富もうと思うものは、おのずから貧す。
- カテゴリ:仕事
- 2014/10/15 08:01:25
昨日から「不動産売買」の話に熱が入っています。
今日は、特別に「はなちゃんが語る、ええかげん不動産講座」。
「不動産適正価格とはいくらか」
ただでさえ一生に一回というような高額取引を、
誰でも,だまされたような高値で買いたくないのは同じです。
できれば人より安く買いたいのは当たり前、
だけども、反対に売る側は、
誰よりも高く買ってくれる人に売りたいのも当たり前、
心理学でいう「ダブルバインド(二律背反)」が真っ向からせめぎ合う商取引です。
じゃあ、お互い納得いくような「適正価格」で売買すればいいじゃないか。
と、考えるのは・・・あるようで、ない話なんですね。
「あって、ない」のが、適正価格。
不動産というのは、どれほどの路線価格がついていようが、
いらない人にとっては、坪単価半値でもイラナイ、
それがどうしても欲しい人には、
「隣地は倍でも買え」という定石があるくらいです。
ここで、話は一気に「お茶道」に飛びますが、
何とかついてきてくださいね。
お茶道でむつかしいのは「見立て」というそうです。
自分が亭主になった時に、
お客様をもてなす茶碗の「見立て」のことですが、
この茶碗、表しているのは「亭主の格」です。
バーゲンセールで山積み1個千円の抹茶茶碗で、
「これが、わたくしでございます」という方の、
お立てになったお茶に、ワビサビが見いだせますでしょうか。
よしんば見いだせたところで、まさしく「廉価品」。
では、反対に、銀座の一等地で代々古物商をやっているような方から、
これはどこどこの銘のモノで…という茶碗がいいのかというと、
それが果たして、ほんとうに「亭主」を表すものでしょうか。
(そういう方もおられるでしょう、そういう方はお買いになればよろし)
この「見立て」が実に難しいので・・・
わたしはいまだにお茶道を極めることができません。
土地売買・不動産売買も同じことなんです。
一番大事なのは、自分を「見立て」る眼です。
見栄をはってもダメ、結局はローン焦げ付きますよ。
では、競売物件の買いたたきがいいのでしょうか?
いやいや金の亡者に、まさしく本物の亡者(事故物件)付、
後あと,ロクなことはありません。
ローンを組んで買う高値商品なんですから、
自分の査定を真正面から受け止めましょう。
それが嫌なりゃあ、
現金で数千万をどーんと目の前に積んでやるまでです。
それまで、コツコツ貯金しておいて…の話ですが。
どなたか「お茶碗」の見立てのコツを、
伝授してくださいませんでしょうか。
した方の殆どが言うのが「何故¥100均などのつまらない食器を買っていたのか。
せっかく買ったいいお茶碗で飲んだり食べたりすることの素晴らしさ」です。
そんな感じなのかしら。いいお茶碗持ってませんが。
自分を「見立て」る眼ですか。難しそうですね。
まあ今の私では紙コップか100均の湯呑みぐらいの
品格しかありませんが…
フランス料理で、やっぱり上座に座らされて、ソムリエにワインやシャンパンの味を批評させられ、冷や汗をかいた思い出が・・・
いやいや、その道を極めたもしくは極めようとしている通やプロにはかないませんて~
「身の丈を知る」、「分をわきまえる」どちらも本当に難しいことですね。
人間の弱さが邪魔をしますし、
目前のお買い得に目がくらむことも、ありますもんねえ。
昔から、「起きて半畳、寝て一畳、天下とっても2合半」といいます。
「朝、起きているときには半畳分の広さしか使わないし、
寝ても1畳で事足りる、まして天下を取るほど出世しても、
ゴハンは一日2合と半分しか、食べることはできませんよ。」と、いうことですが、
・・・・
最近ダイエットしてるので、2合半も食べることはできませんわ。
家に限らず、服とかもね^^