テレビのニュースは嘘をつかない?
- カテゴリ:30代以上
- 2014/09/10 10:59:12
「事実と異なることを言う」のが嘘だと定義すれば、その通りです。
大学の教養の時、倫理学の先生から次の様なことを言われました。
「(新聞は)事実を並べて嘘を言う」
表題では、テレビと書いてしまったが、現在日本のテレビのニュースは系列の新聞をなぞっているだけなので、新聞もテレビも同じと考えていいでしょう。
「ある有名人△△が不審死をした」という事があったとします。
そして、ニュースでは、次の様に報道されたとします。
「歌手の△△さんが自宅で亡くなっているのが発見され、警察の話では『自殺と思われる』とのことでした。」
ここでニュースでは、①歌手の△△さんが自宅で亡くなったという事実、②警察の推測の発表という事実を言っています。
このニュースを聞いた私達は、「歌手の△△さんが自殺した」と思うのでは無いでしょうか。
つまり、視聴者は事実を正確には認識していません。
実際には、自殺に見せかけて殺害され、不審死となった可能性もあります。
この様な正確では無い、誤った認識をすることを、「誤認」と言います。
この様な報道は、政治的な意図を持って、故意に誤認させる様に使われる場合があります。
例えば、このニュースの△△さんが、歌手であると同時に、日本を支配している人達に都合の悪い思想家であり、彼らの工作員によって暗殺されたとしたら、管轄の警察署長は上位組織から「自殺」として処理する様に命令され、それを部下の警察署員に同じように命令し、結果として同じニュースが流れることになるでしょう。
日本では、容疑者が逮捕された瞬間に、その容疑者の顔と名前が公表され、いかにも犯人かである様に報道されます。
そして、その後の検察での起訴・不起訴や裁判所での判決の内容を公表しなければ、私達はその人が「犯人である」と認識するでしょう。
例えその人が無実であり、検察で不起訴になったり、裁判所で無罪であったとしても、「犯人であった」と誤認したままとなるでしょう。
フリーのジャーナリストなどが婦女暴行や痴漢、覚醒剤所持などの罪で逮捕され、社会的に抹殺されるということを聞いたことがあると思います。
それ故、上杉隆というジャーナリストなどは、電車に乗らず、車で移動するそうです。
婦女暴行や痴漢と言った犯罪は、女性のみならず、男性からしても許し難い犯罪ですが、同時に物的証拠がほとんど無い犯罪でもあります。
つまり、真実は当人同士にしか分からず、「暴行を受けた」、「痴漢された」と女性が告発すれば、警察としてはほとんどの場合、逮捕することになるでしょう。
この女性が工作員であれば、社会的に抹殺できることになります。
また、覚醒剤は持っているだけでも犯罪となりますので、工作員によって覚醒剤の小さな袋をカバンの中に紛れ込まれたら、覚醒剤の一斉取締と称して警察に調べられれば、「覚醒剤所持」によって逮捕され、社会的に抹殺されてしまいます。
本来、「推定無罪」の原則により、裁判によって有罪判決を受けるまでは、誰も罰してはならないことになっています。
それにも関わらず、実際には逮捕された段階で、顔と名前が公表され、社会的制裁を受けることになります。
この様に、積極的な誤認工作をする場合もあれば、消極的な誤認工作、つまり無かったことにされる場合もあります。
私が実際に観た事実を書きます。
ある日、デスクワークの仕事をしながら、横でテレビをつけていました。
まだ、アナログ放送時代で、東京でも映りは悪いものの、テレビ神奈川を観ていました。
※「水曜どうでしょう」がテレビ神奈川で再放送していた為(^◇^;)
午前中のテレビ神奈川のニュースで、女性アナウンサーが次の様なニュースを言っていました。
「アメリカで情報公開法に基づき公表された機密文書によると、沖縄返還の際、その費用を日本とアメリカで50%ずつ支払った(折半した)ことになっていましたが、実際にはアメリカの支払うべき費用も日本が肩代わりしていたことが分かりました。」
これは、凄いスクープと言えるでしょう。
当時沖縄返還時の協定と実際には違ったことが行われていたということです。
また、この事実を共産党を始めとする野党が知らなかったということは、どういうことでしょう。
アメリカが支払いを拒否するほどの金額は、日本のどこから支払われたのでしょう。
普通に考えれば、国費つまり税金ですが、もし国費で支払われたなら、国会の決算委員会で野党にも明白となる筈です。
もし、その支出が国会の決算委員会では分からなかったとすると、国家会計で不正操作が行われていたことになります。
これは、代議員制の民主主義国家の根源が崩壊する事態で、大問題となる筈でした。
ところが、その後このニュースは何処からも報道されることはありませんでした。
NHKでは、アメリカの情報公開法に基づいて機密文書が公開されたことは報道しましたが、そこで報道された内容は、「アメリカが沖縄を返還し、日本からアメリカ軍が撤退してしまうと韓国が危険に晒されると韓国政府が懸念したいた」というものでした。
韓国政府の一時的な懸念と、外交協定に反してアメリカの代わりに日本が費用を肩代わりして不正経理を行ったことでは、どちらが日本人にとって重要なニュースかは、火を見るより明らかではないでしょうか。
他の民放のニュースでは、私が探した限り、アメリカの情報公開法で機密文書が公開されたことすら報道されていませんでした。
つまり、この重大な事件が、「無かったこと」にされたのです。
他にも、視聴者の印象を操作することも随時行われています。
例えば、ある事件の容疑者の発言内容が報道されたとします。
「逮捕された△△は、『私はやっていない』などと言っているとのことです」
これは、本来、次の様に報道されるべきです。
「逮捕された△△さんは、『私はやっていない』と言っているとのことです」
何処が違うか分かるでしょうか?
一つは敬称を付けるかどうかですが、本来逮捕されただけでは推定無罪なので敬称をつけるべきでしょう。
しかし、重要なのは、「…などと」という言い回しです。
確かに、発言した内容はそれだけでは無いので、「など」と言ってもいいのですが、「…などと」という言い回しは、いかにも犯人が悪あがきで発言した内容の様な印象を受けます。
これは、よくNHKのニュースで使われている言い回しなので、視聴する場合は注意して聞いてみて下さい。
他にも、中国やロシア、イスラムについての報道は、いかにも「悪意を持って何かをやっている」という印象の報道なのに対し、アメリカによる空爆のニュースは、いかにも人道の為、正義の為という報道がされています。
詳細については私も分かりませんが、少なくともアメリカの空爆は無人機が使われていて、ゲーム感覚で無差別殺人をしていることは予測できます。
日本語というのは、大事な部分が最後にくるので、話している内容が事実なのか、推測なのか非常に分かりづらいものです。
つまり、文末に、「…です。」なのか、「…と思います。」なのか分からないまま、話を聞くことになります。
原発事故の際、多くの東大・原発ムラ学者がテレビ出演し、いろいろ解説していましたが、そのほとんど全てが間違っていたことは、今では明白となっています。
しかし、彼らは嘘を言っていません、だって文末に「…と思われます」と付けているのですから。
この件については、最初からなんか芝居っぽくて、よく知らないのです。
朝日がああ言う、そして読売が攻撃する、そんなのを視ていて、ネットではヘイトスピーチが盛り上がる。
かたや、「ヘイトスピーチはやめよう」といい、更にヘイトスピーチが盛り上がる。
なんか、最近の報道は、ネットのヘイトスピーチに油を注いでいる様な気がしています。
何が目的なのか…日本政府の強行を誤魔化す為か…それもあるけど、なんかもっと深い陰謀がありそうです。
どうも、政治の55年体制以降、マスコミの70年体制以降、こういう猿芝居をよく見てきた様な気がします。
昨日の朝日の謝罪会見、すごく気になって
niconicoで実況、見てました。
朝日側の
「読み間違った」「チェックが働かなかった」の言い分は
どうにも納得できませんでした^^;
仮にも、新聞記者があのように、「読み間違う」ことが
あるとは思えない調書だと思うんですが、
どうなんでしょうね^^;
私が読んでも、そうは思わないのに。
不思議な光景でした。
民主主義とは、民衆つまり国民が責任をとる政治形態です。
例え、選挙に行かなかったとしても、選挙で投票した立候補者が当選しなくても、責任をとらされます。
…あ、これは前に書きましたっけ(;^_^A アセアセ…
だから、おっしゃる通り、今の日本人にはその覚悟が無いのかもしれませんが、覚悟があろうが、無かろうが、責任をとらされることになりますので、国民一人一人がそれを自覚することが必要ですよね。
政治に関わる政治家や官僚の人達は勿論のこと、ニュースの解説者やワイドショウのコメンテイターも、推測の部分と、事実の部分が分かる様に発言するべきだと思います。
しかし、実際には、政治家も官僚も、資料に有る内容以外の事実は言いませんし、テレビでは、政治家も解説者も、コメンテイターも、推測の上に推測を積み上げた様な話をしていて、「ふむふむ」とそれを聴いていると、日本語の特性上、末尾が重要であるにも関わらず、末尾の「…と、思います」を聴く前に、なんか納得してしまって、あたかも事実であるかの様に受け取ってしまいます。
テレビの側としては、それを狙った心理テクニックの一環なので、「しめしめ」と言ったところでしょう。
従って、自分の頭、自分の思考は自分で守るしかありません。
その為、私はここ数年、テレビから極力離れていて、放送大学や囲碁将棋、そして時々ドラマやアニメを視る程度にしています。
それでも、ドラマやアニメにも心理コントロールテクニックが含まれているので、視聴後に「そういう部分が無かったかどうか」をチェックしています。
放送大学ですら、講師の言葉をそのまま信じることはしない様にしています。
日本人は責任をとりたがらない。
責任をとる覚悟がない。
だから、「と私は思います「思われます」で
語尾を表現してしまうのでは・・・・
でも一般の人ならいいですけど、国政に携わる
方々がそのようでは困りますよね。
banbiさんは、海外で生活されていたことがあると思いますので、日本のマスコミのあり方や報道の異常性がよく分かると思います。
しかし、ずっと日本にいると、小学校では「新聞やニュースを視なさい」と言われ、テレビのマインドコントロールはクイズ番組やバラエティ番組、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー番組でも行われていますので、子供の頃からコントロールされています。
本文中にある様に、私も大学の時に「知っていた」ものの、実際にはコントロールされていて、原発事故報道の時に、ようやく真剣に考え、ここ数年間テレビから離れてみて、ようやく目が覚めたくらいです。
ポジティブな記事をと言われていたのに、すみませんm(__)m
今からの日本を作り、担っている30~代の人達に、どうしても伝えておきたいと思ってしまう為、ネガティブな記事が多くなってしまいます。
世論調査の信憑性や、「街頭インタビュー」や「購読者の声」による同調コントロールなどについても書きたかったのですが、文字数制限で割愛しました。
テレビのニュースやワイドショウに出演している解説者や知識人のほとんどが、「…と思います」や「…と思われます」と言った曖昧な表現で話しています。
彼らは肝心なことを言いませんが、多くの場合無知なのでは無く、真実を知っていて、故意に話題としない、もしくは故意に特定の方向へ導こうとしているのだと思います。
SFの大家アイザック・アシモフの銀河帝国の興亡Ⅰ巻に出てくる記号論理学では、「曖昧な表現や引用事項などを全て省いて、本来のその人の発言のみを抽出してみると何も残らなかった」という話がありましたが、現実社会で実用化されていたら、テレビの解説者の話には、何も残らないと思います。
最近の
テレビや新聞は「結論ありき」で、
情報をピンポイント的に流しているような気がします。
原発は稼働してはいかん
というのが局の主張なら、それに見合った事実(偏りすぎてはいるがうそでなない)
を流すし、
原発は稼働すべし
というのが新聞社の主張なら、その主張に沿った都合の良い事実を書く。
どちらも「そう思う・思いたい的」発信であって、
真実はそこにはありません。
情報というのが一方的だった時代。
テレビが嘘をつかないと信じられていた時代。
新聞は嘘捏造をしないと信じられていた時代。
今はもうすべてのメディアになんらかのバイアスがかかっており、
「ある情報」だけを、うのみにするのは、危険だと思います(でたーー思います!)
でも、本当にそう思うんですよね^^;
ただ、「嘘やねつ造」を事実であったかのように報道するのは
やはり間違っています。それだけはどのようないいわけがあっても、
ただのプロパガンダです。
嘘であるのか、だったらいいな洗脳論であるのか、そこはあいまいにしては
いけないと…(この…もすごく都合の良い逃げ方ですよね^^;)
痴漢や婦女暴行といった犯罪は、非常に難しいですよね。
事実であれば、許し難い犯罪ですし、冤罪ならば仕掛けた方を許し難いです。
陰謀による冤罪が横行する様になると、実際に暴行を受けた場合、その女性は非常に辛いことになってしまいます。
そう言えば、ウィキリークスの代表も婦女暴行で追求されていますが、こちらもかなり怪しいものです。
なるほど400万ドル程度であれば、機密費でも賄えますね。
そうなると、会計上の問題は無くなりますね。
1972年当時、1ドル240円程度でしたでしょうか。
そうなると、10億円前後となり、何回かに分けることも出来ますしね。
それにしても、米国公文書館で公開された内容を、故意に日本のメディアが隠していたことには間違いはありませんけど…(^_^;
小学校の社会も、怖くなりましたね~(__;)
虐めは昭和の初期にもあったそうで、恐らく平安時代やそれ以前からあったと思います。
ただ、マスコミが、それを不必要に詳細な報道をする為、「虐めの仕方」や「虐めのブーム」を全国に広め、それによって規模が全国的になり、そして方法も高度に進歩していくということになっている様に見えます。
それは、殺人事件の報道についても同様に思います。
ヘイトスピーチも、マスコミが批判すればするほど、ネットでは過激になっていきます。
なんか、それを狙っての心理工作では無いかと思うほどです。
最後の思われるで断言じゃないんですもんねw
ね、博士ぇ^^
また、色々なテーマに書かれて、読み応えありました^^
冤罪は、映画にもなるように社会的問題ですが・・・
ただ、女性が「この人がやった」と思い込んでいたら
もう、冤罪をはらすのは難しいです。
だいたい状況証拠で、「無実をはらすしかない」のですが・・
日本には(他の国にも)機密費というのがありますから^^
何に使ったか言わなくてもいいなんて、都合いいですよね。
もとは国民のお金なのだから・・・国民が「秘密にしていいよ」
って、言わない限り、ダメだろうってわたしは思いますけど。
人の言葉のとらえ方はこわいですよ。
小さな例えですが、小学生の娘には、
「だれかか、だれかの悪口を言ってても、『自分もそう思う』って
肯定してはダメだよ、でないと『○○(娘の名)ちゃんがそう言ってた』って
その子は言うかもしれないから」
小さな冤罪だけど、これがイジメの原因になるかも
しれないので。