Nicotto Town



倦怠惰期

なぁんにもなぁ~にもしたくなくない

何もかもどうでもいい
世界も時間も意味も因果さえも
空腹も眠気も呼吸さえもうっとうしくてたまらない
そんな気分だ。

それは失望と絶望とを混ぜた絵の具のように混沌と虚無となって世界を塗りつぶしているのかもしれない。

しかし何ももう見えやしない
見えてはいない
何も観ていないのだから。

この身が狂気の炎に包まれても何も感じはしない
それが狂気だとわかっていても、それは如何だっていいこと。
まるではるか遠くの知らない世界で起こっている武力衝突ぐらいに何も感じない。

まるで幽霊にでもなったみたい。
見ていても、触れていても
それは仮想あるいは疑似の
まるでよくできたけれどできそこないの作り物のようで
実感が/実態が掴めない。

得体のしれない/意味をなさない
そんな時間を
そんな世界を

ただ    しかない。








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