Nicotto Town


頑張りん子


NHKスペシャル 「新宿人情保健室。」

周りに 高齢者が多い環境にいる 私としては、気になる番組だった。


日々 記憶が薄れていくS子さん。

何かを失くすたびに 不安な心で、「保健室」にやってくる。

スタッフの女性が 「それでは 一緒にお家に行って探しましょう!」と、
家に帰って 探して見ると、いつもの場所で 簡単に見つかる。

S子さんは 自分が情けなくて…
床に顔を 突っ伏してしまった。

「よくあることですよ。 まず 見つかって良かったですね。」
スタッフさんは 笑顔で優しく言葉を掛ける。

溜め息交じりの笑顔を返す S子さん。

そういう事が 頻繁になり、物が無いと言って 保健室に来たことも
忘れてしまい、また やって来た。

「先ほど こちらに来られて、一緒にお家に行ったのですよ。」

「えっ? …覚えてない…です。」「あらぁ…そうなの…」

「ご飯は食べましたか?」  「?・・・」


カレンダーを見て、炊飯ジャーを覗いて
スタッフが 「今日はヘルパーさんが午前中に来てるから…」

ジャーを覗いていたS子さん、「私 こんな風にご飯を盛らない!」
「それじゃ ヘルパーさんが、ご飯をよそってくれたのですね?」
「・・・・」

また ガックリ肩を落としたS子さんが 一言。

「今日は 記念日だ。 私が 認知症だと分かった日だ。」と。。。


自分が少しずつ壊れていくのを、日々感じる…

何で…?  どうして…? どうなってしまったの…?

認めたくはないけれど、現実に あったはずの事象の記憶がない…って、
辛いだろうなぁ。
外見は 何一つ変わらないのだから…


そんな 人たちが ヒョイと覗ける 「暮らしの保健室」

我が街にも そういう 悩み多きお年寄りが 頼りにできる
保健室が 欲しいものです。











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