Nicotto Town



究極のフォアグラ

漫画『美味しんぼ』で、アンキモの方が美味しいと言われてしまったフランス料理の高級食材フォアグラですが、恐らくそれはフォアグラもアンキモも最高級のもの同士で比較した場合の話だろうと思います。

私は最高級のアンキモというのを食べたことが無いので、私が食べた中では、フォアグラの方が美味しかったです。

さて、フォアグラと言っても、いろんなランクのものがある様です。

昔、国内旅行に行った時、リゾートホテルの夕食で初めてフォアグラを食べたのですが、それはまるで脂っこい鳥のレバーという感じで、とても印象が悪いものでした。

確かに、フォアグラはガチョウやアヒルなどの鳥のレバーの脂肪の多いものなのですが、ランクの高いフォアグラという食材では、そういう部分を感じることはありません。

その後、フレンチレストランや鉄板焼きのお店で食べたものは、鳥のレバー独特の風味は全くありませんでした。

その中でも、私が最も美味しかったのは、東京の港区麻布にあるフランス料理店のフォアグラ料理でした。

何故、フレンチレストランでは無く、フランス料理店と書いたのかと言うと、そのお店の名前があまりにも和風だったからで、決してレベルが低いお店という意味ではありません。
正直な話、結構値段も…(^◇^;)

その料理は、一人分にしてはかなり大きな高級フォアグラとトリュフをキャベツで包み、バルサミコ酢の入ったスープで煮込まれたもの、簡単に言えばフォアグラのロールキャベツでした。

包んであったキャベツは、筋張っていることも無く、また煮込みすぎて少し溶け出してしまうほど柔らかくも無く、ナイフで切るのに丁度良い感じでした。

口に入れると、まず香ばしく、また刺激的な香りと味が口の中に広がります。
おそらく、刺激的な風味はバルサミコ酢、香ばしさはトリュフとバルサミコ酢のものだと思いました。

それだけでも、私としては感動的な風味だったのですが、僅かな時間差の後、そこに超濃厚な旨味が加わってきます。
これはもう、どう表現したら良いか分からない感動の後に感激がやってくるみたいな感じでしょうか。

ああ、これが『美味しんぼ』で言われていた、「まったりとしていて、それでいて少しもしつこくない」というものなんだな…と、その時感じました。

身近なところで表現すれば、
大トロの炙り(大トロを若干火で炙り、ちょうど脂肪と旨味が溶け出した感じのもの)のマッタリとした風味と似ているかもしれません。
しかし、大トロの炙りでは、若干生臭さと脂っぽさが残ります。
それはそれで、個人的には大好きな余韻なのですが…
そのフォアグラの場合は、生臭さは全くありませんし、余韻として残るのは「まったり感」で、しかも心地よく消えていく感じでしょうか。

口に入れた瞬間、感激と少しでもその味を感じていたいという気持ちから、思わず目をつぶってしまいました。

そして、一緒に口の中に入っているキャベツ、これが心地よい咀嚼(そしゃく)感があり、単に溶けて消えてしまう様な美味しさでは無く、フォアグラ、トリュフ、バルサミコ酢の風味と調和して、多角的で重厚感ある満足を与えてくれました。


アンキモは私も大好きで、よく食べますが、少なくとも私の食べた中では、このフォアグラ料理は、アンキモよりも数倍美味しいと思いました。

美味しいものは、いろいろありますが、私個人の感想として、究極と感じたのは、以前に書いたアスパラ、大根、見島牛、そしてこのフォアグラ料理でした。

#日記広場:30代以上

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2014/09/08 13:59
ぽこたさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

そう言って頂けて、嬉しいです(*^。^*)
食べ物は、自分で食べて判断するのが一番ですよね(=●^0^●=)
ただ、本文中にもありますけど、中にはイマイチなものもありますので、食べるならいいお店で食べたいですよね(^。^)
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2014/09/08 12:44
食べたことないですけど、想像しただけでよだれが出てしまいました。
昔美味しんぼで、フォアグラは無理矢理鳥を太らせてるからおいしくない・・・云々というエピソードがあったのであまり食べたいとは思わなかったんですけど、あたるさんのブログを読んで食べてみたくなりました((* ´艸`))
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2014/09/08 11:06
ひなパパさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

『美味しんぼ』ではアンキモの方が勝ちましたが、必ずしもアンキモの方が美味しいとは限らないかもしれません。
素材の良さ、下ごしらえや料理の仕方と言った料理人の腕などにもよると思います(^。^)
逆に言えば、素材はスーパーのものでも、作り方次第で、かなり美味しい料理になると思います。

アンキモは、都会では居酒屋とかで置いてあるところがあります。
千葉県なら、銚子港の近くで、アンコウ鍋を食べさせてくれるお店がありますので、その鍋にもアンキモは入っていると思います(^。^)
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2014/09/08 10:58
banbiさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

そっか、いや、それは勉強になりましたm(__)m
バルサミコ酢って、美味しいものを作るのが難しいんですね~(´。`)
あ~、なるほど~、つまりこのお店のバルサミコ酢も高レベルなものだったのかもしれません。
高級素材もさることながら、それらの香りを逃がさない様に、ロールキャベツにしたというのが、やはり凄いところであり、妥協が許されないところなのかもしれません。
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2014/09/08 10:38
紫水晶さん、コメントありがとうございます\(^O^)/

レストランでも、居酒屋でも、寿司屋でも、家庭料理でも、その美味しさに感激することはありますが、究極と私が思ったのは、この料理まででした(^◇^;)
食べブログは書いていませんが、まったく更新していない化石ホームページは持っていて、そこで二つだけレストランを紹介しています。
残念ながら、究極と感じた料理の時のお店については、そこには書いていません。
何故なら、あまりに美味しそうだったので、写真を撮る前に食べてしまったからです(__;)
ただ、そのホームページで紹介したうちの一つを、今度「究極のフレンチレストラン」として紹介しようかと思っています。
その時には、そのホームページのアドレスを書いて、興味のある方はそこの料理の写真も見て頂ければ幸いと思っています。

ちなみに、今はグルメツアーを辞めてしまったので、これ以上増えることは無いと思います(^◇^;)
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2014/09/08 06:06
フォアグラは食べたことはありますが、あん肝はたべたことないですよ。博士!
フォアグラよりあん肝の方が美味しいのですね^^
あん肝は何処で食べられるのでしょうか?w
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2014/09/07 21:10
こんばんは♡
わ、読んでいるだけでよだれがでそうでした^M^
バルサミコ酢の作り方、けっこう難しいんですよね。
自分で美味しいバルサミコ酢を作るのはとても大変です。
それとフォアグラ、トリュフ、と合わさって、とくると
やっぱ究極ですよね^0^
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2014/09/07 19:24
こんばんは。

高級食材とは無縁な生活をしてます。

ただ、食べることは(美味しいもの)大好きなので、
「美味しんぼ」は読んでます^^
時々、作者の思い込みが問題になったりしますが。
そこは「創作の世界」でもあるのだから・・・・

あたるさん、食べブログはやってないのでしょうか?
ぜひとも、写真でも見てみたいです。
ニコタではもったいない気がします。
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2014/09/07 18:23
keiさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

私も、ブログは毎日は書けません(;^_^A アセアセ…
あ、Cコインの為に、釣りブログは毎日書いてますが…

どうも私の内容は面白みに欠けるので、たまにこういう究極シリーズを入れてますが、正直言って、ここまでかな~究極と思えたのは…

フォアグラのまったり風味が、バルサミコ酢に負けないし、バルサミコ酢の香りがいい感じに調和しているのだと思います。
でも、バルサミコ酢を使わなくても、美味しいこともあるし、そこは調理人の腕の見せ所ですね(^。^)
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2014/09/07 18:14
ほしのさん、コメントありがとうございます\(^O^)/

私の拙い文章でそう思って頂けるなんて、嬉しく思います(=●^0^●=)
そう言えば、夜遅くのドラマで、「孤独のグルメ」が今やっていると思いますが、あれは視てるだけでお腹が空きます(;^_^A アセアセ…
だから、視るならやっぱり、録画で食前がいいのかな~(^。^)
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2014/09/07 13:50
しっかりとした長文で書かれたブログを感心しながら ちょいちょいのぞき見しておりました^^
ブログの更新もさぼってばかりのわたしには 真似できそうにない功績~

つい先日 フォアグラを食べている知人の向いで 若鳥の赤ワイン煮を頂きました。
フォアグラのソースはバルサミコソースだったようですw
フォアグラとバルサミコ酢って相性がいいのでしょうね~


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2014/09/07 08:58
い~な~い~な~い~な~(;´д`)
高級食材を日本酒や白ワインでキュッといきたい…。

この記事読みながら飲むかなw



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