黒森の夏祭り
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2014/08/08 00:25:26
増冨温泉の帰り道
南牧から佐久へ抜けようと
瑞牆湖から長野へ向かう山越えのドライブをしていました
急坂を登る大きなカーブをいくつも曲がり
気持ち良い風が入ってきます
突然
ピイッツー
と高い横笛の音が響き
低い和太鼓の音がゆったりと鳴りはじめました
笛の音は黒森の神社の夏祭りの神楽でした
観る人は突然入り込んだわたしたち二人だけです
神楽が始まり
舞う人も楽を奏でる人も
見知らぬ客が入ってきても
神楽の空気は変わらず
わたしたちが視えていないかのように
演目が変って行き
異世界に入り込んだ
不思議な空間と時間でした
もう、15年ほども前のことなのに
こんなに暑い夜が続き
涼しい風がほしくなると
あの甲高く長く響き渡る笛の音が聴こえてこないかと
ふと耳を澄ましたくなるんです
検索してみました。黒森神社ではでてこないですね。
記憶を確かめると
黒森地区
川上村に抜ける一本道
登っていって左側
小さな狭い入口
境内は広い
これにあたるのが
地図の上で見ると神部神社です
番地は山梨県北杜市須玉小尾黒森
当時は北杜市ではなく現在の表記です
http://sky.geocities.jp/whjsm797/hp-fuukei/framepage5.html
この写真よりも古めかしく感じました
この地域はあの頃よりもずいぶん拓けているようです
頭すれすれに組まれた旗竿をくぐり、
まるで戦前の神社のようだなと思いました
神楽殿と奏殿が向かい合っていて
初めて見る社の配置も何か特別な雰囲気を醸し出していたのかもしれません
あんなに衣装が立派で舞が厳かな神楽舞をその後見たことがありません
世界遺産になっている埼玉県の催馬楽神楽(さいばらかぐら)より古めかしくも荘厳でした
特別な時間と空間、いつまでも心に刻まれる音色
夏にぴったりの思い出ですね^^
体調は如何ですか
大事にして下さい