どでかいワニの話
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/08/30 00:06:30
23冊めの洋書。
”The Enormous Crocodile” 作:Roald Dahl、絵:Quentin Blake
クエンティン・ブレークの描くワニがとてもお気に入りで、以前からすごく欲しかったのと、
「ダールの本の中では一番読みやすい」とネットで見かけたので、この本がロアルド・ダールの1冊めです。
楽しく読めました♪
それに、クエンティン・ブレークに絵には、やはり英文が似合います。
人間の子供を食べようとしている悪いワニのお話なんですが、マヌケでなんだか憎めないんです。
ラストは、ほほえましいものではなくてちょっとシビアですが、
アニメで負けたどこか憎めないところのある悪役が最後は空に飛んで(飛ばされて)いってしまうのって、
この本が元ネタだったりして?
For my lunch today, I would like a nice juicy little child.
ワニが何を言っているのか、わかったら(翻訳も直訳もできなくても通じたら)この本は読めるハズです。
私の”would like”って何???という程度の英語力でも、とくに不都合はありませんでした。
もしも、"辞書は引かない”を実践して読んだとしても、ストーリーは追えるだろうと思いますが、
他の動物たちがワニのことをいろんな風に言うのを楽しむには、それなりの単語力が必要です。
日本版は評論社から。
子供のころに読んだのは、田村隆一訳 「大きな大きなワニのはなし」
新版(2005年~)は、柳瀬尚紀訳「どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション8)」
邦題に翻訳者の違いがはっきり出てますね。柳瀬尚紀訳、読んでみたいです。
難しいは基準点によるだろうけど、すごくないことは確かです。
>雲谷斎サマ ダールの本は、誰でも必ず子供のころに読むものだと思ってたけど、
そうでもなさそうですね。
お呼びじゃないですね...
すごうっw