Nicotto Town


てらもっちの あれもっち、これもっち


お金の話

このテーマは何度か書いているかもしれない。
でも繰り返し書き記しておこうと思う。

いろいろな表現で繰り返そう。

今の世の中では、大切な事だと思うし、いろいろな人に知ってほしいと思うから。

http://ameblo.jp/yoshinori-teramoto/entry-11578190039.html
↑「お金って何だろう。」No.1



なぜ、今がお金をこんなにも大切にするる世の中かというと、お金が以下の特質を持っているからだ。

1. 交換性  いろいろなものに交換できるから。にんじんよりお金が好きな人が多い。

2. 貯蓄性  時間交換性といってもいい。お金は腐らないし、好きな時に交換できるから。

3. 増殖性  銀行に預けておけば、正確には誰かに貸しておけば利子がつく。
       持ってるだけでお金持ちになる。

だから、みんなはお金が大好きなのだ。にんじんよりも。

みんなはお金持ちになりたがり、にんじん持ちにはなりたがらない。

でも、本当は100円のお金と100円の人参と100円の人参を作る労働は同じ価値のはずだ。
でも、みんなは100円のお金を選ぶ。

答えは分かっている。

お金は便利だ。必要だ。

1の交換性と2の貯蓄性が本来、必要とされている機能。
3の増殖性が問題。

前と同じたとえをする。
100億円を日本銀行が1%の利子をつけて市中銀行に貸し出し、市中銀行が5%の利子を付けて企業に貸し出す。
次の年、日本銀行が1%の利子をつけて市中銀行から回収し、市中銀行が5%の利子をつけて企業から回収したとき、合計6%の利子は日本のどこから出てくるのか?

そんなものはない。
他国との貿易から回収するか。6%利子分の借金ふみ倒し、貸し倒しや倒産がなければならない。
みんな、貸し倒れを恐れて働く。6%は確実に貸し倒れる。
これが競争社会を生み、日本の成長を強制する。資本主義経済の仕組み。

世界で見れば、どこかの国が必ず損をする。競争するしかない。

金を貸す側からすれば増殖性なのだが、金を借りる側からすれば、同じパイであれば、競争性の増加なのだ。


そして、恐るべき事に複利なのである。日本は比例ではなく、べき乗で成長していかなければならない。
ときには、他の国から利益を巻き上げながら。ときには、国内の企業をつぶしながら。
時間をおって、その成長を早めながら。

経済の不安定性も、この時間的なべき乗則からくるものだし、収入の分布曲線がべき乗で、少数の金持ちが世界の富を独占する構造もここからきている。
金持ちがどんどん金持ちになる。

人間の能力と価値が指数関数的な分布だと思う?
自分より100倍頭がいい人間なんていると思う?

僕はそうは思わない。

本当に今のままでいいのかな?

なぜ、世界の借金は複利が当たり前なんだろう。
昔々の頭のよい銀行家が複利とそう決めただけじゃないのかな?
銀行の立場が強いから、そうしているだけじゃないのかな?

そして、その不安定性がバブルを生み、リーマンショックを産み、アジア危機を生んだのではないのか。
日本の円や国債不安も同様の構造の上にのっかっているのではないか。本当の借金の学が輻輳した利子の中で見えなくなっているのではないか。

不安だけ煽っても仕方がない。

建設的提案もしてみよう。

僕の提案は簡単だ。
日本の生産人口も少なくなっているし、世界も「環境問題」というキャップにより過度な成長は抑制する経済が必要とされていると僕は思う。

成長から安定志向に移行するべきなのではないか。

これからは、成長を過度に強制しない貨幣システムを構築する必要がある。
もちろん、共産主義ではない。

複利を禁止して比例タイプの単利にするのが一つの方法だと思う。
1番上位の利子である公定歩合を単利にする。

そうすれば、より安定な経済になるはずだ。
言い換えれば、成長は抑制される。

もちろん、最初は世界からは非難されるだろうし、円は下がるとおもう。
競争力は下がると思う。
でも、これは長期的に必ずメリットがでる経済だと思う。
それに気づき始めた国から評価してくれるようになる。


もう少し現実的に言えば、利子の上限をもっと制限すると言う方法もある。
人と人とか、地域的な小規模な貸し借りを支援する仕組みを構築するとか。

最初はそんなところからでもいい。

僕は「お金」について、もっと考えたいし、もっとよい活用方法があると思っている。

今の拝金主義の世界なんて大っ嫌い。

働く事、それ自体に意義があり、モノには生産者に感謝する。

そういう当たり前の世界が好きだ。

大切にしたいのは、今の世界のほうが異常だ。と言う感覚。

なんとかお金の価値を下げたい。

僕が死んだ後でもいい。

いつか。きっと。

絶対に、そっちのほうが、みんなが幸せになれる。




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