明日は第45回衆議院議員選挙の投開票日だが、
同時に、日本国憲法第79条第2項及び第3項と
最高裁判所裁判官国民審査法に基づき、
最高裁判所裁判官国民審査も行われる。

79条2項；最高裁判所の裁判官の任命は、
その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際、
国民の審査に付し、
その後十年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際
更に審査に付し、その後も同様とする。

同3項；前項の場合において、
投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、
その裁判官は、罷免される。

今回、審査に付される裁判官は九名おり、
一票の格差是正に消極的であったり、
旧国籍法を憲法違反と判決した裁判官などを
罷免しようという動きも散見されるが、

私は昨年10月21日に麻生内閣により任命された
第二小法廷の竹内行夫判事に×を付ける。
http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html
彼は02～05年迄 外務省事務次官を務めた、
有り体に謂うと、外務省の官僚topだった人だ。

wikipediaに依ると、彼は外務省でアメリカンスクールに属し、
日米同盟重視の立場で
彼が事務次官だった時に、米國の対Iraq攻撃への支持を表明し、
自衛隊派遣が決まっている。
伊拉久で邦人三名が拘束された際、
自己責任論を展開した人物でもある。
また、小泉元首相が訪朝したのも同期間内だ。

護憲か否かは措いて、
一行政機関のtop（はホントは大臣の筈だが・・・）にいて
況してや国論を二分する判断や発言を
そう遠くない過去に行った人物が、
司法機関の最高裁判所裁判官という役職に就くコトが
三権分立や公正を鑑みる際に、果して国民の利益に資するモノか
少なくとも私には大いに疑問が残る。

勿論、経歴だけで罷免を決めるべきではないと思われる方も
居られましょうから、彼が下した判決・付した意見に就いては
公報を御覧に為って下さい。

・・・ってか、此れって天下りじゃね？