NHK総合・東京 「55歳からのハローライフ」
- カテゴリ:日記
- 2014/07/21 23:51:02
以前にも、こちらのブログで紹介した、
NHK総合・東京(土)21:00放送
土曜ドラマ55歳からのハローライフ(5)
「空を飛ぶ夢をもう一度」
ですが、前回は1回目のリリーフランキーさん主演のお話。
今回は5回目の最終回となりまして、
出演は、イッセー尾形さん。火野正平さん。その他の方々ですが
5回目は、ゾッとする程ヘビーなお話で、
観た後で、そう気分が軽く・・・・・・という感じではありませんでした
が目の届いた方には、逆に知って欲しい気持ちもして記載したい
と思いました。
主人公・因藤茂雄(イッセー尾形)さんと、はるか昔に同級生
だった福田貞夫(火野正平)さんとの、お話・・・・・
子供の頃に脚をケガして山の中で泣いている所を、因藤に
助けてもらう福田。その時に、因藤の水筒から「きれいな水」
を分けてもらう。
それから、因藤茂雄も中高年となり、事務職を希望しながらも
仕事はなく、ハローワークに通い、厳しい指摘を受けるだけ・・・
しかし、生活のために建築現場の交通整理の肉体労働の
仕事を引き受ける。
ある日、因藤が道端で、お昼ご飯を仲間と食べていると、
「因藤さんでしょう?」と声をかけてくる男がいる。
子供の頃の同級生だった、福田貞夫だ。
久しぶりの再会に、因藤は誰だか初めは、わからなかったが
しばらく、すると福田貞夫だと気が付く。
それにしても、福田の外観は、すざましい感じである。
はっきり言ったら、まず猛臭である。つまりホームレス状態で
現われたという事である。
それで、はっきり言って病気のようで咳をしている・・・・
ホントの事を言ったら、先が長がそうではない感じである・・・・
そして、子供の頃と同じ・・・・因藤の水筒から「きれいな水」を
飲ましてもらい、助けてもらう。
結局、福田貞夫は、成人してから東京に来て、事業家となり、
一度は(バブル期)には一時は派手に儲けたりも出来たみたい
だが、倒産して借金を作ってからは、路上生活者になった・・・
という話で、父親とは自衛官になるのを拒んだ事で、それ以来
死に別れて、母親には、現在の状態で会うのを拒否している。
という状態。
そんな中、肉体労働の仕事をしながら、軽度の「ぎっくり腰」
になり杖をつきながら歩行する因藤・・・・・
その因藤に、日雇い労働者の人達が住む「簡易旅館」の
受付から電話が来る。
家賃未払い、さらに病気を患っているので、福田を引き取って
欲しい・・・・福田からは、因藤の電話番号を告げられ連絡人を
因藤に依頼して来たというものだ・・・・
ただでさえ、「ぎっくり腰」の耐えがたい苦痛と戦っているのに、
さらに、まったく音信不通の過去の友人の面倒を見てくれ!
と言われても、どうも因藤も経済的にも、肉体的にもあまりにも
厳しい状態で、人の面倒どこじゃない・・・・感バッチリである。
それなのに、「行けない!」と言って結局、埼玉在住の因藤が
東京の台東区まで、福田を激痛の腰をひきずりながら、
引き取りに行くのである。
(男前すぎて、現実社会にはおりません!イマドキそんな人・・・)
福田から事情を聞いて結局、母親の元に抱え込むようにして
交通費も因藤持ちで、帰宅させる事になったが、
途中、タクシーの中では嘔吐し、高速バスの中では、失禁する
程、衰弱している身体を抱きかかえて介抱しながら家路を
急ぐ・・・・
しかし、路上を歩いている途中、因藤の方が体力が尽きて
救急車を呼ぶ・・・・・
結局、因藤は母親と対面して、福田を引き渡して、
お見舞いに行く・・・・・
そして、また福田は因藤の水筒から「水をちょうだい」と言う。
その後、福田は病院で息を引き取る。
因藤は、また建築現場の交通整理の仕事に戻るが、
自分の大学ノートに付けている「空を飛ぶ夢をもう一度」という
ノートをたたんで、物語はおしまいになっているが、
はっきり言って「強烈」という印象が強いドラマでしたが、
私は、2回も3回も言いたいのですが、このような話を誰かに
引き取って欲しいとか、やってくれ!とは決して言ってませんが、
これからの世の中を考えると「ふざけてないよっ!」と思いました
が、勿論、私だってやりたくないです!こんな話・・・・
でも、この世には「鬼の軍曹」がいるんです。
そう・・・・・あの人・・・・・
現実的には、まずあんな立派なお友達いるんでしょか?
あんなに人の世話出来ますか?自分だって「ぎっくり腰」なのに助
けてくれないです。(それが当たり前です)
それに、みんなでやれば怖くない・・・・じゃなくて、こんな人
ばっかりたくさん出て来たらどうするんだろう?
結局、社会の上層界の人では無く、低層界に配置された人が
当たって来るわけだから、人ごとじゃないです。
(だっていつも、荷物持ちは、こちらじゃないですか!)
もういい加減にやめて欲しいですよね。
マンガのふざけ話・・・・・迷惑こっちだもん。
こんな話ばかりになったら、歳を取ってとても乗り越えられません