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シン・ドラマ汁


ドラマ【ゼロの真実】

新番組 ゼロの真実~監察医・松本真央~
テレビ朝日 木曜夜9時~
【あらすじ】中央監察医務院。死因不明の急性死、事故死、自殺など、すべての不自然死の検案・解剖を行う機関。ある日、万年人手不足にあえぐその医務院に、松本真央という新人監察医が着任する。彼女はIQ150という才女だが、学生時代から法医学の世界にのめり込んでいたという変わり者。自己紹介もそこそこに、プロファイラーのような洞察力で上司のプライベートをずけずけと分析するなど、初日から先輩職員たちを困惑させる。ただ一人、ベテラン監察医の印田恭子だけは冷静に、真央を試すような言動を見せるのだった。

【感想】意外と面白かった。ストーリー的には江角主演のブルドクターに似た感じ。ただ、あちらは法医学教室だったのに対し、こちらは監察医務院という特殊な施設が舞台。一般人にはあまりなじみのない施設であるため、まずどのような施設なのか、見学しているような感覚にとらわれる。そして、役者はこう使えという見本と言ってもいいくらい、キャスティングと演出がマッチしている。まず武井の使い方がうまい。彼女は演技力に多少問題があるため、クールビューティーが一番似合う。今まで主演した中でも、お天気お姉さんが一番合っていたが、これもその路線。彼女の年齢で監察医は早いんじゃないのと思ったが、アメリカの学校をスキップで卒業した新人という設定は納得できる。そして脇の使い方もうまい。真矢みき、生瀬勝久、六角精児、でんでん、尾美としのりあたりは、彼らの今までのイメージにぴったりなキャスティング。そして佐々木蔵之助は関西弁を使うダーティな刑事役に挑戦。といっても元々関西出身なので、生き生きとしている。ハンチョウをやっていた時よりぐっと存在感がある。橋爪がワケアリの死刑囚を演じているのも目新しい。ごちそうさんでお茶の間に顔を知られることとなった和田正人、フレッシュなイメージの宮﨑香蓮、コケティッシュな水沢エレナも、それぞれなかなかいいバランスで配置されている。個人的には、今期今まで見た中では、スタッフの洗練された感覚をもっとも感じさせるドラマだ。湘南乃風の主題歌も、「心の声を聞かせてくれ」というフレーズが、ドラマのテーマとぴったり合い、ドラマの主題歌という枠を超えて不思議な高揚感をかきたてる。やばいぞ、このドラマかなりいいわ。意外と面白かったどころじゃないわ。ただ、ミステリードラマは、ミステリーとしての質も問われてくるのがハードルとなる。ベテランのヒットメーカーだが、どちらかというとミステリーには門外漢…いや門外女?だった大石静に、どこまで面白いミステリーが書けるのだろうと、むしろ不安要素だったのだけど、初回はとりあえず監察医らしい謎解きで、安定の仕上がりだった。これが9係あたりだと、有能な真澄医師無双ですぐに解決しそうな事件だったんだけどw まぁあれはいろいろとリアリティに乏しい刑事物なので…。ちなみに大石はお天気お姉さんの脚本も書いており、今武井を使うのが一番うまい脚本家とも言える。ああ、見るつもりはなかったのに、これはラインナップに加わりそう…。水曜に続いて木曜も2本なんて(>'A`)>

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2014/07/19 17:32
初回はさんざん周囲をかき混ぜましたが、
これから彼女に影響されて周囲が変わってくる…かもしれませんね。
思うに主人公はアスペかもしれないですね。
特異なこだわり、まったく空気を読まないなど、
典型的な兆候だと思います。
大石が意識してそういうキャラクターにしているのかもしれません。
脇をベテラン陣で囲み、まったく隙がなかったり、
ありがちなキャスティングと意外なキャスティングがあるのも面白いですね。
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2014/07/18 21:13
私も見ていて、意外に良かったかなって。
新人が入る事によって、かき乱される空気が何とも。
───あの人、生きている人間には興味ないんですよ。
人の名前とか、顔を覚えないってのも、この言葉で分かるような。
予告で見たんですけど、佐々木蔵之助が出ているし、生瀬に尾美、六角、真矢みきと
達者なメンバーで決めました。
死刑囚の橋爪さんが、また、訳ありな雰囲気で。
来週も見てしまうかも知れませんね。
困りますわ。。。



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