心からありがとう 5
- カテゴリ:自作小説
- 2014/07/05 11:18:59
え?・・・
どうなってる
どういう事?
・・・わからない。
どうしたら・・・いい・・・
ふと・視線を向けるとそこに
彼女が持っていた薬袋に書いていた病院が目に映った
あそこに行けば 何かわかるかもしれない
僕は、自然と足が向いていた・・・
そんな事はありえない・・・と思いつつ・・・
暫し歩いていると病院に着いた
早速 ナースステーションで聞いてみる事にした
あの すみません こちらに 姫柊 愛 さんは入院されてますか?
御親戚の片ですか?
いえ・・・知り合い です。
すみませんが、そう言う個人情報は伝えられません!
そ そうなんですか?><
大事な知り合いなんです・・・だから・・・
お願いします・・・
規則ですので・・・ごめんなさい!
僕は、呆然と待合所に居た すると・・・
か ずきさん?ですか?
え? 振り返って見るとそこには優しそうな夫婦が居た
冬馬 かずきさん ですよね
はい かずきです・・・
君が、かずき君か・・・
紳士的な男性は、僕を真剣な表情で見ている
優しそうな女性は、すでに涙を流している・・・
少し 話せるかな?
はい・・・
僕は、御夫婦と一緒に近くのテーブルに着いた
かずき君 愛は知ってるね?
はい・・・
愛は、私達の娘だ・・・
かずき君、愛は小さい時からこの病院から出た事が無かった
え?・・・
愛は・・・治らない病でね・・・
本当は、もう立って歩ける状態ではなかったんだよ
ま まさか うそ だろ・・・
愛は、君の事を以前から見ていたんだ
何もすることが無い 愛は毎日 窓から君が
通勤で通っているあのバス停を見ていたんだ
初めは面白半分に見ていたらしいんだが なんだか君が
毎日、辛そうでいつも半分死んでいそうな人が居るって言っていてね
ベットで眺めていたんだがいつの日かベットから立ち上がって
君を見ているようになったんだよ 正直 私達は驚いた・・・
先生もびっくりしていたよ・・・
出逢ったのは・・・偶然では 無い・・・
愛は、君に逢いたいって私達の反対を押し切って
君 かずき君に逢いに行ったんだよ・・・
・・・僕に どうして・・・
次よもw