Nicotto Town



思い出  2









私が小学校の4年か5年のときのこと


友達の家から帰る道すがら


自分と同い年くらいの子が


両親にはさまれ、手をつないで


なにか、楽しそうに笑いながら


私の目の前を通りすぎていったのです。


思わず立ち止まり、ずっとその姿を見えなくなるまで、目で追っている自分がいました。



なんでもない風景でしょうが、


私の場合はちがうのです。




私は父が早く亡くなり、母の手一つで育ったので


父の愛を、顔さえよく覚えておらず、今日まで生きてきました。






親子3人の楽しそうな姿は、何十年も立った今でも


私の脳裏に、鮮やかに刻まれているのです。





心に大きな穴がぽっかりと開いたようで


思わず身震いしました。



子供心に人間の不条理さを感じ、


自分の周りだけ、刻 が止ったようでした。









暗い気持ちで家に着き、



こんな顔を母に見せてはいけないと



無理やり笑顔を作って、家に入ったことも


昨日のことのように、奈落の底に突き落とされたような、


気持ちとともに、覚えています。


学生服も、民生委員の方が持ってきてくれました。






両親がそろっていろことが


いかに大事なことか、よくわかっていたのに


紆余曲折があり


今、私は一人です。


ニコが唯一の楽しみです。


最近、ピグも始めました。



自分なりに楽しんでいます。


























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2015/03/10 08:22
大変だったね。でも男とは・・・^^



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