鷹匠に憧れた時期
- カテゴリ:ペット/動物
- 2014/06/15 09:31:07
昔、鷹匠のドキュメンタリーを見て家族一同憧れてしまった。
うちのセキセイインコ王子も自分から来てくれないかしら。
人を呼びつけるばかりでなく、呼んだら肩に止まる程度やっていただきたい。
室内しか飛んだことがないのも不憫だ。
王子が青空の下を飛ぶ姿はさぞ美しかろう。楽しかろう。何とかならんか。
臣下一同で知恵を絞りました。バカはロクなことを考えない。
ハトが足環をしてるよな。あれに釣り糸結んでおけば迷子にはならんだろう。
ビールの空缶を刻み針金をハンダ付けし足環を製作、嫌がる王子をムンズと捕まえ、
片足に取り付け。釣り用の透明なテグス糸をしっかりと結んだ。
まずは室内でリハーサルだ。さあ王子、その翼で羽ばたいてご覧なされ。
……イヤみたいだ。ダイニングテーブルの上から動かない。足環をやたら気にする。
まあ少し我慢なされませ、ではいきなり本番に臨みますか。
皆で庭に出た。鷹匠のごとく右手に載せ、臣下は各地に散る。敵影なし。
王子は緊張気味。デビュー戦だからな、でもいける、王子ならやれるはず。
右手を高く掲げ宙に放り出した。行くのです王子、地平線の彼方まで!
……ややパニクった王子は羽ばたきながら糸に突っ込み、あっという間に墜落。
新体操でドジっ娘がリボンに絡まった如き図で芝生の上でもがく羽目に。
ビビビビビビビビビ! ご近所の皆様、小鳥虐待ですよ! 助けてー!
全ての糸を外すのに大変な時間がかかり、この1回で懲りました。
こんなバカな事をした家族の話は聞いたことがない。
てなわけで、高貴なる王子は生涯自分からは動かず、臣下たる家族を呼び続けたのでした。
実はですね、このバカ話には前日譚がございます。
王子は遊ぶのと食べるのがお仕事。
飛ぶよりもあちこちペタペタ歩き回るのが大好き。
ある日いつものように指に止まらせたら……ん? 重くないか?
なんかお腹のあたりも頬のあたりも丸々してるぞキミ。
家族全員そう思い原因を考えた。意見一致。
「運動不足だろオマエ! トリならたまには飛べ!」
人を呼んで肩に載って移動、イタズラ以外ほとんど飛ばない。
暇さえあれば何かかじってる食いしん坊。
強制ダイエットです王子!……というのがもう一つの理由だったのです。
ですがつなぐと言ったトコロまで発想出来なかったな(笑)
王子様には災難としか言いようのない体験でしたね!
それぞれに合った生活環境があるのに、
人の思いで動かそうとすることはあります。
セキセイインコ・桜文鳥・白文鳥・九官鳥と暮らしましたが、
基本ケージ・たまに部屋の中だけでも十分満足だった様子。
鷹匠になれたら素敵とは思っても・・・
生肉ご飯を留守中世話してくれる人がいない限り無理ですもん(T◇T)
現在は譲り受けた保護猫・ロシアンブルー似と黒の2ニャンと、
金魚すくいで赤ちゃんサイズだったのに今はげんこつサイズとなった黒出目とリュウキンが家族。
どちらも人は家臣だと思っているところがユースケさんのところと同じみたいです(苦笑)
小学校のクラスメイトに外交官の御嬢さんがいて、
お邪魔した時に番いのインコを見て憧れたのがきっかけでした。
そのしばらく前、縁日で掬った金魚さんが旅立ったときは、
お約束通りアイスキャンデーの棒を使ってお墓を作ったものです。
>レン姫さん
今冬、雪がバカみたいに振った翌朝、裏路地の十字路で途方に暮れる若い女性に遭遇。
視線の先には、歩道の花壇らしき高台に座り込んだデカイ白い犬。
梃子でも動かぬという決意が見える。爆笑しました。話しかける。
「冷たいのが嫌なんでしょ?」
「ええ、雪よけて歩いてたけど限界らしくて。抱いて帰るのヤダなぁ……」
「頑張ってくださいねー」
その後どうなったのか。春の雪解けを待ったのかも。
いや、ペットを飼っていると一回は馬鹿なことがしたくなりますよね。
我が家では昔、猫を飼っていて
雪の上を歩かせたことがあります。
当然、一歩目から冷たそうな顔をしていましたが。
どこの家庭も飼っていましたものです。
インコ屋(または小鳥屋)さんまでありましたし。
今はあまり見なくなりましたね・・・
たまーに冒険家のインコ君が迷い込んできたりしたけど大抵は家から出ませんでしたね。
あと、金魚!
これもどこの家でも飼っていたなぁ^^