夏休み・・・
- カテゴリ:自作小説
- 2014/06/09 22:25:27
僕は、小学3年生もあかねちゃんと同じクラスになった
その年の夏休みのことである。。
「はぁ・・・暑い・・・やる事なぁい・・宿題?めんどくさーい・・・」
「みんな何してんだろ・・・・はぁ・・暑い・・そうだ!アイスっアイスっ!」
僕は冷蔵庫を開けた・・
「あれーーーっ!アイスが無いっ!おかあさーん?僕のアイスはー?」
母「え?お母さん知らんよー?」
「だって。。冷凍庫に入れとったもん・・なくなっとるもん・・」
母「だぶんお父さんやわ・・昨日お風呂上りに食べてたやつだわ・・」
母「あれ、ゆきのやんたんやね。。。しょうがないから、買ってきて?それでいい?」
母は僕に100円くれた
しょうがないので僕は、駅前通りのスーパーにアイスを買いに行くことにした・・
僕の家は、駅の裏の公団住宅の3階で、重たい鉄の玄関のドアを開け
階段を駆け下りて外の日差しを浴びると、汗がどばっと!噴出した!
「はぁぁぁー!あちぃ~!」
うるさいセミの鳴き声をBGMに
フラフラしながら・・駅の地下道をくぐって・・・
「100円かぁ・・どうしよっかな?僕が買っといたガリガリ君は60円だし・・
ガリガリ君買って・・40円は貯金箱に入れよっかな?それとも・・100円分
なんか買っちゃおっかな?」
そんな事を考えながら
駅前に出て、スーパーを目指し歩いていた・・・
小さな田舎の駅前を通り、銀行のかどを曲がると
活気のあまり無い商店街がある・・
その中に小さなスーパーマーケットがありそこでアイスを買おうと思っていた
目指すスーパーまであと少し・・
「んんっ?」
ふと先をみると・・・スーパーの向こう側から・・
一人の小学生の少女が歩いてくるのが目に入った。。。
あれはっ!まぎれもない・・・僕の大好きな・・・あかねちゃんだっ!
「うあ。。どうしよ・・ヤバイ・・え?何がヤバイの?別にヤバくないし?」
「というか・・ドキドキしてきたよ・・どうしよ・・わーわー」
とか・・思ってる間に、あかねちゃんは僕から5メートル位のところに来ていた・・・
つづく・・・・
★登場人物紹介!
◎蜂谷 ゆき(はちや ゆき)
駅裏の公団住宅にすんでいる、ヘたれでイマイチぱっとしない小学生。
まあ、一応主人公。
◎稲葉 あかね(いなば あかね)
ゆきが大好きな、同じクラスの女の子
運動も勉強もできて成績優秀!容姿端麗!
いつも明るいけど・・ちょっときつい性格な面も・・・。
ちょっと痛いぐらいだから平気です^^