マレーシア4
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2014/06/07 13:21:44
翌日ヴィア・フェラータに挑戦するのはたった2人だった。
3時からそのための講習を受けたら、あとは夕飯しか用がない。
山小屋はパイプの2段ベッド。
寝袋がついているし、一番大きなロッジでご飯も食べられるけど、この山の宿泊施設は一つのリゾート会社の寡占状態だから、団体でも1泊1万5千円以上する。
私は1人だから料金が跳ね上がっていて、マレーシアの旅行会社に日本から予約をしたから日本の会社でするよりはずっと安かったけど、それでも2万円以上がこのパイプベッドにかかっている計算。
足元を見た商売だ。
夜中に高山症状が出たけど、吐いたりなんだりしたらなんとか眠れて、深夜2時の出発には高度順応できていた。
山小屋は高度3300メートルくらいななのだが、熱帯だからまだ木が生えている。
1時間くらい歩くと最後のチェックポイントがあって、この先は全然木が生えてない。
というか、一面の岩山に変わる。
チェックポイントまでも富士山の頂上付近みたいな急な道だったが、この先はエアーズロックみたいに地面に太いロープが張ってあって、それを手繰ってよじ登ったり、道しるべにしたりする。
正直、こんなにつらいとはちょっと思っていなかった。
腕を頼りによじ登る場所もつらかったけど、角度が緩くなってロープがただの道しるべになってからの方がもっときつかった。
急激に高度が上がった後だから、高々20センチの段差を上がるのにも息が切れる。
ガイドもゆっくり歩いてくれるんだけど、それについていくだけで『はあっはあっ』と大げさに呼吸しないと無理なんだ。
しかも途中でヘッドライトのバッテリーが切れちゃって、そうしたらもう、ほとんど何も見えない。
1日の入山が150人くらいまでに規制されているから、富士山みたいにほかの人のヘッドライトで明るい、なんてことはない。
ガイドが途中から手を握ってくれたから何とか歩けたけど、でなければ岩の裂け目とかあるから立ち往生するしかなかっただろう。
最後の辺りは大きな岩を乗り越えて登っていくしかなくて、ネパールのカラ・パタールの頂上付近にそっくりだった。
標高はあちらの方が高いけど、あちらはもっとゆっくりペースで歩いていたしね。
でも、だからこそピークに着いた時はうれしかった。
ただ、4095メートル地点は本当に狭いから、写真を撮ったらすぐに降りて、ちょっと下のところで朝日を待った。
すごくゆっくり歩いていたと思っていたけど着いたのは早い方、多分20位以内だった。
しばらくしたらピーク付近は写真を撮るための行列が出来ていて、びっくりした。
残念、フェイスブックはしてないですし、素顔は海外のサイト以外では出てないです、多分。
世界の広さをほんのちょっとでも感じていただけたら、幸せです^^
世界って広いですね~ あわよくばglycogenさんの素顔を拝見・・・と思ったけど とてもとても
たどり着けませんでしたわw
しまった、先行してしまいましたね。
タフじゃないからふらふらするんですよ。
正直、1歩歩くごとに大げさにハアハア言っていましたから^^;
今後先生方がどんな目に遭うのかを、本編よりひと足先に読みにきました^^b
しかしそれにしても、グリコさんタフですねぇ! @_@